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私はNEX-VG10を購入していませんが回答させていただきます。まず、画質云々は抜きでお話しますが、レンズを交換できることイコール望遠に強いというわけではありません。どの程度広角から望遠まで撮れるかはレンズの能力プラス撮像素子の大きさでかわってきます。撮像素子というのは以前で言えばフイルムのことで、現在ではCCDやCMOSのことです。極端な言い方かもしれませんが、この撮像素子が小さいほど望遠に強くなります。NEX-VG10はそれ以外のビデオカメラと比べて逆に撮像素子は大きくなっています。つまり望遠撮影に弱いのです。どうしてかというのをすべて説明すると長文になってたいへんなので結論を言いますと、ビクターの36倍というのは35ミリフィルムサイズの撮像素子をもった機器に換算すると1.573ミリ相当となっています。1.537ミリという望遠は一般的に見かける既存の交換レンズでは存在しません。キヤノンのこれでも800ミリです。http://cweb.canon.jp/ef/lineup/super-tele/ef800-f56l/index.htmlただし、この800ミリというのは35ミリフイルムカメラか、同じ大きさの撮像素子をもったEOS 5D Mark IIなどに取り付けた場合の値なので、撮像素子の大きさがかわると800ミリではなくなってくるので、わかりやすいように35ミリフィルムサイズに換算すると何ミリ相当になるかという言い方をします。仮にこのレンズをNEX-VG10に取り付けたとしますと撮像素子が35ミリフィルムサイズより小さいことから1.6倍ほど望遠寄りになります。それでも約1.300ミリです。つまり、NEX-VG10よりビクターの36倍の方が望遠に強いのです（くどいようですが画質云々は抜きです）。それはなぜかと言うと、ビクターだけでなく、ほとんどのビデオカメラがNEX-VG10よりずっと小さい撮像素子を使っているからです。一般的なビデオカメラの望遠能力は一眼レフレンズで言うところの400ミリから600ミリ相当の望遠レンズに匹敵するのが普通です。ちなみにご存知かもしれませんがキヤノンの400ミリ交換レンズはこんなです。http://cweb.canon.jp/ef/lineup/super-tele/ef400-f28l/index.htmlビデオカメラは撮像素子が小さいために手のひらに収まるような大きさでこのレンズに匹敵する望遠能力があるのが普通のこととなっています。こちらはキヤノンの交換レンズが使えるビデオカメラです。http://cweb.canon.jp/prodv/lineup/xlh1s/index.htmlNEX-VG10より撮像素子が小さいので前述の800ミリレンズを付けた場合約7.2倍望遠側にシフトします。そのため35ミリフィルム換算で5.700ミリ相当となって、超望遠を通り越したウルトラ望遠になります。一般的なビデオカメラで言えば100倍望遠に匹敵します。4.000ミリを越えてくると夜空に浮かぶ月は画面からはみ出ます。木星のしま模様もうっすらと見えますし土星の環も見えます。NEX-VG10は撮像素子が大きいためにそこまでの望遠はできないのです。どうして撮像素子の大きさによって望遠能力が変わるのかはいろいろ検索すればでてくると思います。説明が上手でない上にたいへんなので不親切で申し訳ないですが以上です。