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殆どの家電製品に於いて、耐久性は他メーカーよりパナソニックが良いとおもいます。日立は多少劣るかもしれませんが、アフターサービスは良いと思います。

しかし、ここからが肝心です。

パナソニックは、本当に倒産の危機に瀕しています。恐らく、来年の今頃、パナソニックは存在していないと思います。

先日、ソニーとパナソニックが有機ELテレビ事業で提携すると発表された後、逆に両社の株価は下がってしまいました。市場がサムスンに勝てる見込みが無いと判断したからです。（技術力、価格競争力共、）

最近、エアコンなどの白物家電が好調で、パナソニックはそちらに活路を見出すような報道がありましたが、現実は違います。

マレーシアのクアラルンプール周辺にあった23のコンプレッサー工場は全て閉鎖されました。
中国のコンプレッサー工場も殆んど赤字で事実上操業停止です。

2012年3月期末の最終損失は7,800億円でしたが、実際の赤字は2兆円強、下手すると3兆円という見方もあるそうです。

因みに私は３月末、池袋の某店で、日立のＢＷ－Ｄ９ＭＶを購入しました。ポイント付きの実質69,800円でした。（5年保証付き、配送、設置込み）

価格の安さは日立という意見もあるようですが、決算期末にもかかわらず、パナソニックは値引きが殆んど通常と変わりませんでした。その時点で資金の調達が難しく販売店へのキャッシュバックが不可能だったのではないでしょうか。

追記

「パナソニック本社大幅縮小 7000人から一気に数百人に」という報道があった数日前に、大前研一氏が週刊紙で「本社に必要な人員（パナソニックに限らず）は３０人程度で十分だ」と寄稿しました。その記事を受け、縮小に踏み切ったと思われます。

追記 ２
本社が人員を大幅縮小する（これもパナソニックに限らず）と言っても、クビにするのではなく関連会社へ移動になるだけで給与などの待遇は変わらない事が一番問題だと書いてありました。