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この比較的に簡単というのが難しいのです。本来はホームシアターの音響を作ろうと思うと5〜7本のスピーカと低音を担当するウーハーが必要です。故にウーハーが低音だけの担当ということで0.1とカウントしてサラウンド5.1chとか7.1chと表されるのです。簡単なものを説明する前に本格的なシステムを理解しないとどこまでのものが欲しいのかというのが分かりにくいと思います。本格的なものであれば単体のサラウンド対応AVアンプを導入し最低でもスピーカを5本とウーハーを購入することになります。これらのスピーカを視聴するポイントを中心に囲むように設置するわけです。これにより音の移動を表現したり台詞がちゃんと画面方向から聞こえるなどの表現を賄うわけです。このシステムでもピンキリです。すでにアンプとスピーカ5本〜7本＆ウーハーがセットになったものでも小型のシステムなら有名メーカーのもので5万ほどぐらいからあります。ただこれは40V型以下の画面でバランスが取れるものです。音の迫力が画面に負けてしまうのです。50V型以上であれば専用のAVアンプとスピーカを単体で揃えることを勧めます。これの場合はお金を掛け方をアンプ50％にスピーカ50％かスピーカに多少多く掛けるぐらいのバランスがよいです。つまりAVアンプが10万ならスピーカに掛けるお金は12万程度というのがバランスがよいと言えます。HDMI対応のAVアンプも最近は5万円台からあります。ちなみに上は天井知らずです。アンプだけでもこのホームシアター用としては80万以上のモデルもありますから。まずはこれが基本であるということを理解してください。これを少ないスピーカで擬似的に再現しているというのがラックに内蔵されたアンプとフロントスピーカだけのサラウンドなどです。あくまで擬似的ですのでちゃんとスピーカを設置した場合と比べればどうしても見劣りします。これらの単体のスピーカで再現されるサラウンドは壁の反射などを使ってフロントスピーカだけでサラウンドを表現しますから一見設置が簡単そうに見えますがホームシアターの部屋が長方形などのちゃんとした四角形であることなどの条件が必要になります。そうでないと音の反射がうまく制御できないからです。うちはこの前ようやくHDオーディオ対応のAVアンプと5本のスピーカでサラウンド環境をほぼ構築しましたが簡易型とは迫力は桁違いです。家電量販店でもヨドバシカメラやビックカメラなどは視聴ができる環境を持っています。そちらで本格的なものと簡易的なものを聞き比べてみてください。それで導入コストと天稟に掛けて判断されるのが一番よいと思います。