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マツダスピードアテンザについて。昔 アテンザMPSが出ると心躍る時期...

マツダスピードアテンザについて。昔 アテンザMPSが出ると心躍る時期がありました 購入も考えたのですが排気量が2000cc越え(ポリシーで2000cc以下に乗る)のため見送りま した。あれから数年経過し 最近 そういえばマツダスピードアテンザってどうなんだろ?と気になっています。そこで現行のマツダスピードアテンザのスポーツ走行性能は実際どうなのか?長所 短所は?新車で購入した場合 総合で購入価格はいくら位になるのか?売れ行きはどうなのか?今後どういった改良?形で販売されるのか(例えば新型デミオみたくスカイアクティブ搭載していく等)他 マツダスピードアテンザに関する情報を教えてください。宜しくお願いします
Yahoo!知恵袋 4889日前
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ここでは,下記の3点について検討してみましょう。

(1) SKYACTIV-Gエンジンでのスポーツエンジンの可能性は?
(2) DISI-TURBOでの可能性は?
(3) マツダのスポーツエンジンで良いのは?

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マツダはRX-8のサスペンションでもおわかりのように,たいへん優れた操縦安定性をもっています。たとえば旋回時,あまりに回頭性が良いので,ドリフトのようにタイヤをすべらせる必要がありません。このためここでは,パワートレインについて説明いたします。

●SKYACTIV-Gエンジンでのスポーツエンジンの可能性は?
先日,発売されたデミオ用の1.3Lエンジンは,従来のエンジンより低いトルクです(従来のミラーサイクルにくらべて,120Nm→112Nm)。つまり完全に燃費指向でスポーツ用とはいえません。ただ下記のように効率向上と損失低減をしていますので,スポーツ用エンジンを構築する場合にも適用可能です。

・高圧縮比 = 9%
・全域ストイキ化(EGRクーラ) = 5%(推定)
・ポンプ損失低減(ミラーサイクル) = 9%
・機械損失低減 = 有効出力の30% × 30% = 9%
・アイドルストップ(i-stop) = 8%

●DISI-TURBOでの可能性は?
欧州では,ほとんどのクルマが過給機(ターボ・チャージャなど)をつかったダウンサイジングによって,大幅に燃費を改善しています。マツダも直噴エンジン(ストイキ直噴)とターボを組み合わせることで,3.5LのV6エンジンを2.3Lの直4ターボエンジンに置き換えていました(燃費改善用ではなく,出力アップ用)。その意味でマツダは,欧州のやり方をいちはやく日本でも実現していました。目的を出力アップではなく,燃費改善用とするのかと期待していました。
マツダが最近,打ち出したSKYACTIV-Gエンジンは,従来の「過給ダウンサイジング」と対極的な方法でした。下記のように,技術的にはプリウスのエンジンと非常に似た技術です。

・高圧縮比 圧縮比14.0 → エンジンの高効率化(燃費改善) ~ プリウスもかなり実施(圧縮比13.0)
・全域ストイキ化(EGRクーラ) → 筒内温度が低下でき,圧縮比向上になる (燃費改善) ~ プリウスも実施(世界初)
・ポンプ損失低減(ミラーサイクル) → エンジンの高効率化(燃費改善) ~ プリウスも実施
・機械損失低減 → 高効率化(燃費改善) ~ 別のやり方でプリウスも実施(低張力ピストンリングや補機ベルト廃止など)
・アイドルストップ(i-stop)~ プリウスも実施
・直噴化 → プリウスでは実施していません。エンジンを頻繁にとめるため,霧化が悪くなり,未燃分が増えるため,燃料噴射するインジェクタを従来の方式(ウォールガイデッド)から,ディーゼル用のようなスプレーガイデッドに変更する必要があります。そうなると,コストが10倍くらい高くなるので,当面,ハイブリッド車での直噴はちょっとむずかしいです(技術的には可能です)

このやり方での燃費改善は可能ですが,いろいろなバリエーションをつくる必要があるエンジン技術としては不利です。過給ダウンサイジングなら,過給量を変えると,いろいろな出力,燃費特性のエンジンを簡単に作れるの対し,ほとんどバリエーションがつくれないからです。一言でいえば,マツダのやり方は「ダウン・スピーディング」,他社は「ダウン・サイジング」といえます。このためマツダ以外で追随するところはありません。

またマツダの開発陣は,過給ダウンサイジングより,SKYの方が優れている発言しているので,高出力エンジンの可能性はほとんどありません。

●マツダのスポーツエンジンで良いのは?
ガソリンエンジンでは,スポーツエンジンの可能性はほとんどありませんが,ディーゼルエンジンでは別です。マツダのSKYACTIV-Dエンジンなら,非常に良いスポーツエンジンになります。これは下記特徴をもちます。

・圧縮比 = 14.0 (従来は 16.0~18.0,世界最低が三菱の14.9)
・燃費 = 20%改善
・慣性質量低減 = 最高回転数 5200rpm (従来は 3500~4000rpm)
・NOx用後処理装置 = 不要 (燃焼改善でポスト新長期対応)

出力は不明ですが,おそらく排気量2.2Lで,トルク>400Nmを達成しているはずです。つまり4Lのガソリンエンジン並みです。しかも最高回転数が従来のディーゼルより1000rpmくらい高いので,レスポンスも良いはずです。これなら,高速道路での追い越しも非常に簡単です。

さらに燃料費が30%くらい安くなります。つまりアクセルペダルを簡単に踏めるのです。

●車両は?
来年(2012年)5月に次期型アテンザに搭載され日本国内でも発売されます。この新型ディーゼルエンジンをスポーツエンジンとしてお奨めいたします。

●従来のアテンザ・スポーツは?
272馬力,380Nmだったので,強烈な加速を得意としていました。しかし過給圧を高めるため,低回転域ではトルク不足で,ドッカンターボでした。つまり古典的なターボエンジン車でした。

ご参考になれば幸いです。
Yahoo!知恵袋 4882日前
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