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それは、昔、フォルクスワーゲンは、ビートルの一車種から、始まり、その頃のコンセプトが、本当に「大衆に買えて経済的な車」でした。
戦後も空冷ビートルの時代は、そのコンセプトは、終始貫かれ、派生モデルのタイプⅢセダンに、4ドアの試作モデルが出た時も、同社の代表、ハインリッヒ・ノルトホフは、価格が高騰し、同社の大衆車路線から外れるとして、量産化を見送りましたし、当時、高級車の外皮を纏った、ＶＷ社のスペシャルモデルのカルマンギアも、あえて、機械コンポーネンツをビートルのものを流用することで、高級クーペになるのを避けました。
しかし、７０年代以降、ゴルフの成功で、ＶＷは、世界企業となり、その後は、代々のトップの意向で様々な企業形態になってます。
しかし、空冷ビートルの時代の日本は、戦後復興から高度成長時代。その頃のＶＷと言えば、日本では、お医者さんが乗ってましたから、全然、大衆車どころの話ではありませんでした。