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リコーのCX系はプログラムオートのみ、富士のF70は絞り優先やマニュアルもありますが、基本はオート撮影です。
そもそもコンパクトデジカメで絞り優先やシャッター優先といった機能があってもあまり効果がありません。
受光素子のサイズが小さいため絞りの変化による背景のボケに差ができにくいからです。
マクロ撮影といった限定されたシチュエーションでやっとそれらしき効果がみられますが。
撮影モードの切り替えを楽しむには最低でもフォーサーズ、できればAPS-Cサイズの受光素子が必要です。
そうなると２～３万円では無理ですね。

そのような効果を求めないのならばどちらを選んでもそこそこ遊べると思います。
高画質で撮るには、コンパクトだからと気軽に撮るのではなく、しっかりと構図や設定を構え、
慎重にシャッターを切ることが必要です。
高倍率ズーム機は、手ぶれ補正が内蔵されていても望遠側では意外とぶれやすいものです。
ごくわずかのぶれでも、解像度不足と勘違いしてしまいがちです。

背景をぼかしたいのならば、コンパクトデジカメでも望遠側とマクロ機能をうまく使えばそれなりに撮れるものです。
でもレンズの効果を楽しむには、できれば一眼レフ（ミラーレスも含め）がお勧めです。


【追加】

Finepixはどちらかというとイージーにきれいに撮りたい人向き、CX2は撮影段階からじっくりと取り組みたい人向きといえます。
CX１か２かなら間違いなくCX2です。
望遠端が300mm相当まで伸びましたし、顔認識やダイナミックレンジ拡大機能なども進化しています。
ミニチュアのように撮れるミニチュアライズや撮影画像の加工も多彩です。
その代わり気軽にちゃちゃっと撮ると失敗しやすいのも特徴。
300mm相当の超望遠は意外と簡単に手ぶれします。



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