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プリンタの修理屋です。

専門外のメーカーですけど・・・

まず、新しいものの方が速度が速いと言うのは少し勘違いがあります。
コスト等の割り切りで、あえてスペックを落とすことはあります。

しかしながら、このケースはそれには当てはまらないと思います。

まず、レーザープリンタには大きく２つの方式があります。
http://www.comkit.co.jp/five/color_2.htm

ロータリー方式とタンデム方式です。（上記のＵＲＬでは４サイクル方式と書かれていますけれど、ロータリー方式と言うほうが多いです）

ロータリー方式の場合、感光ドラムは一つ、トナーが回転して４色の画像が４回に分けられて作られます。
モノクロのときはロータリーを回転させる必要が無いので高速が可能になりますが、カラー印刷の場合は１／４程度の速度に落ちます。（LP-9000C、LP-7000C ： モノクロ40ページ、カラー10ページ）

タンデム方式の場合はカラーでもモノクロでも基本的に速度は変わりません。
LP-S6000でカラーとモノクロが違うのは、高速で中間転写ベルトの振動などが発生し、画像の劣化が発生するためにそれを抑えるためと思われます。
モノクロは問題ないのですが、カラーの場合は３色のトナーが違う場所でベルトに転写されますので、ベルトがぶれると画質劣化につながります。

ロータリー方式ではカラーの速度は上げられず、タンデムでは全体的な速度は上げにくい、カラーの性能を取るか、モノクロの性能を取るか、微妙な判断だと思います。


また、質問者には大きな勘違いがもう一つ。

実はLP-S6000はレーザープリンタではありません。レーザー光線の変わりにLEDを使っているようなのですが、画質は大きく落ちると言うような話を聞いたことがあります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1023387645


追記 ： 機械の印字速度と実際の印字速度にはかなり乖離があることを知っていただければと思います。
どこのメーカーも連続印刷のときの最高速度を表示しているはずですけど、実際にはデーターをスプールする時間、データーが送られてからファーストプリントが出てくるまでの時間なども考えるべきですね。
また、紙づまりが大嫌いと言うのは誰でも一緒で、メーカーの所定の使い方をしていれば耐用期間内はほぼ発生しないと言うのも各社に共通することです。
このメーカーの所定の・・と言うのが曲者で、普通はメーカーの純正紙を使ってホコリが少ない環境で使われる場合になります。
紙の品質は非常にバラツキが多く、サイズ、厚さ以外にも表面の仕上げ、紙を切断したときに発生する紙粉の多少などがあり、安いものではこういった面でトラブルを起こしやすいと言うことがあります。

また、カラーレーザーを検討されているようですけど、カラーの印刷の比率はどの程度でしょうか？
場合によってはＡ３モノクロレーザー＋インクジェットというような使い方も考えられます。
Ａ４レーザーの場合、紙をタテに送りますがＡ３は基本横送りです。
回転部分にかかる負担はＡ４の方が４１％位多くなる計算です。
さらに、Ａ３もの黒レーザーの耐久性は少なくとも３０万ページ位、Ａ４カラーの場合５万ページ位とも言われています。
速度にこだわるという事ですので、トータルの印刷数もかなり増える可能性もあるでしょうから、頭の中に入れておいても良いでしょう。


なお、私はキヤノン専門で、他社の商品に関しては知識も情報も持ち合わせておりませんので、商品自体のアドバイスは割愛します。
ただ、一般論ですけど、レーザープリンタは印刷数が多いだけに故障はつき物です。多少の価格差があっても近くのサービスマンが入るような事務器店で購入するほうが良いでしょう。
機械としてはコピー機の延長になりますので、コピー機を販売しているメーカー、販売店であればサポートも良いはずです。

なので、インクジェットでは激しい争いをしているＣ＆Ｅがレーザーになると大きなシェアの差がつくわけです。