59

view

変わらぬ一貫したデザインで古びないというiPod所有の魅力と
毎年9月の新iPodという魅力の間で悩んでいらっしゃるようですね。

私はどちらもありだと思います。

機能としては、現行nanoの方がclassicよりも上です。
かつてはnanoのスペックは最上位機種のHDD iPodよりも押さえられていましたが、
一昨年機能が同等になり、昨年ついにnanoがclassicを抜いてしまいました。

ですから、classicの利点としては、容量と不変のデザインだけとなります。

容量についてですが、「容量的にお得」といっても使わなければ無意味です。
120GBを少ない楽曲で使い切るために、ロスレスで入れている方もいらっしゃいますが、
バッテリ消耗が大きいので優しい使い方とはいえません。
Appleのサイトでは、iPodは128kbpsで4～8分程度の楽曲再生に最適に設計されていると解説されてます。
また、AppleStoreに持ち込まれる修理依頼はHDD機が比較的多いようです。
容量が多い代わりに故障率が高いという事実も記憶しておくべきだと思います。

デザインについてですが、Appleは容量一辺倒主義から脱HDDの方向に動いているのは明らかで、
伝統的に終了予告する商品につける classic という商品名にもそれは見て取れます。
classicがiPodのラインナップから消えるのは、
touch/nanoの容量増加から逆算すれば、今年一杯か来年あたりでしょうか。
もしも初代iPod→iPod classicの変わらぬデザインがラインナップから消えるとすれば、
その時点で古い印象になってしまうかもしれませんよ。
また逆に、classicの正面サイズの大きさでシリコンNANDフラッシュ搭載という、
classic系のデザインのiPodが出る可能性もありますが、分厚くはならないでしょうね。

バッテリに関しては1日8時間延々使っていても
1年では気づかない程度、2年目でちょっと減ったかなと感じる程度です。
その頃には魅力的な新機種に買い換える人も多いですし、
ずっと使い続けるならバッテリ交換サービスが7000円弱でありますし、
その点はどうとでもなります。考えなくてもいいと思います。

後は実際に店頭で触ってデザインを実感し、また操作性などを確かめることをお勧めします。
小さすぎて操作しにくいかもしれない。重く分厚くて持ち歩きにくいかもしれない。
それらはあなたにしか判断できないことですから。