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ニコン使いの私がこんなことを言うのは何ですが・・・ちょっと視点を変えれば、撮像素子サイズに違いから、オリンパスのデジ一は、「望遠に強い」という表現をされることがあります。専門用語を使って申し訳ないのですが、３５ミリフィルムカメラ用で、焦点距離「２００ミリ」のレンズがあったとします。これを、ニコンD5000に装着した場合、撮像素子サイズの違いから「３００ミリ相当」の写真を撮影することができます。同様に、オリンパスE-620の場合、「４００ミリ相当」の写真を得ることができます。（２００ミリで設計されたレンズが、３５ミリフィルム用、ニコン用、オリンパス用それぞれにあったと仮定しての話です）３５ミリでいう２００ミリといえば、なかなかの望遠ですが、４００ミリともなると、超望遠です。同じスペックのレンズであれば、より、見かけが望遠寄りになるオリンパスは、鉄道写真には向いているときがあります。レンズの豊富さでいえばニコンのほうが圧倒的に多いですが、私の知り合いの中では、オリンパス独特の特長を生かして、コストを抑えつつ、超望遠の世界を楽しんでいる人が数人います。これまた、専門的な書き方をして申し訳ないのですが、オリンパスのカメラで、６００ミリ相当の焦点距離を得るには、実焦点距離３００ミリのレンズがあればいいことになります。オリンパス用の３００ミリレンズは、比較的安価に提供されているものがあるので、お財布にも優しいです。一方、私が持っているニコンのデジ一の場合、３００ミリのレンズに１.４倍のテレコンをかませて、ようやく実現できる世界です。テレコンをかませることができるレンズは限られていて、私の場合、1.5kgのレンズにテレコンをかませてようやく実現です。・・・ということを考えると、オリンパスのデジ一も、なかなかいい線行っていると思っています。鉄道と航空写真においては、とかく、望遠レンズが欲しくなるシチュエーションが多いです。オリンパスを選択すれば、こういったときに、他社デジ一より、ちょっとだけ優位に立てる面があるということも知っておいていただければな、と思っています。他の方がニコン機をおすすめしているので、あえて、オリンパス機のいいところもご紹介してみました。この上で、「あなたなら私にどちらをお勧めしますか？」と問われたならば、私は、ニコンD5000をおすすめします。