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プリンタの修理屋です。

写真の解像度の問題もあるかも知れませんけど、妙にキレイに印刷されているのが疑問ですね。
専門外のメーカーですので、参考までに。

まず、この黒い線とレーザーユニットの関連ですけど、まったく無いはずです。

昔のアナログコピーの時代は光の当たったところが白くなり、光の当たらない部分に画像が作られていたわけです。
ところが、レーザープリンタは逆で、画像を作る部分に光が当たります。
したがって。レンズなどが汚れてくると画像が薄くなります。

モノクロでもカラーでもレーザープリンタで黒い筋が入る場合は、感光ドラムか定着ユニットのトラブルです。
９５％以上はそのどちらかの原因でしょう。


用紙が出てくるときには少し暖かくなっているはずですが、最終工程で加熱してトナーを溶かして定着しています。
そのときにローラーで挟み込んでプレスするわけですが、定着ローラーに傷があると汚れが出ます。
ただし、定着ローラーの傷の場合、トナーが乗っているところで汚れとなるわけで、サンプルのようにトナーが乗っていないところで、これほどくっきりと出ることは考えられないわけです。


そうすると消去法で感光ドラムとなりますが、感光ドラムは交換したが変化なしということなのですよね。
そうすると、転写ベルトユニットの可能性はありますね。
感光ドラムには１色分の画像しか作られません。そのトナーを転写ベルトに一度転写し、それを４回繰り返して最終的に紙に転写します。他社では中間転写と呼んでいますね。

転写ベルトに転写したトナーは100%は紙に転写しないはずですから、何らかの方法で残ったトナーを除去しているはずです。
たいていは自動車のワイパーと変わらない方式を使っているはずです。（ベルトが柔らかいので、ゴムよりも柔らかいものを使っている可能性は高いですけど）
それが磨耗などで拭きムラが出ていると考えられます。

モノクロのときは薄いということですが、印刷のときに乗るトナーの量が少ないということで説明は付きます。



ただ、それでも、画像が作られない部分でしょうから、いつまでもトナーが残っているというのは考えにくいですね。
それもかなりくっきりと。


ソフトなどの設定不良で余計な線が出力されているような気もしないではありませんね。


ドライバやデーターをチェックして、問題ないようでしたらメーカー修理となりそうですね。
転写ベルトは消耗品として用意されていないようですから、修理以外に無いと思われます。


なお、内部の掃除を行い時にエアダスターはやめたほうが良いです。
トナーが余計なところに飛び散って二次災害の原因となります。

我々は掃除機を使います。業務用でそういう掃除機が存在しているくらいですから、たいていの機器も掃除機の使用は想定しているはずです。