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プリンタの修理屋です。

その店員さんは情報を勘違いされているかも知れません。
たしかにMG6330、MG5430、iP7230 で紙詰まりの話は出ていましたけど、これはユーザーの使い方の問題でした。
Ｌ判を印刷するときに、カセットに横向きで入れてしまったのが原因でした。
２Ｌ判にも対応しているために、Ｌ判の横置きが可能になっていて、取説や本体のサイズ表示にも書いてあるのですけど、一部のユーザーさんが勘違いしたようです。

ただし、これをやってしまうと機械の内部の深いところで紙が詰まってしまい、ユーザーさんが取り出せなくなることがあります。
それで、一部では騒ぎになっていたわけで、多くのユーザーさんはキチンとセットされていましたので問題にはならなかったわけです。
また、紙詰まりが保証期間内でもユーザー負担なんていう事はまずありません。
おそらく、在庫の事情などでエプソンを売ってしまいたかったのでは？
９～１０月には新製品が出ます。
例年ですと７月末頃には在庫が枯渇してきます。
販売店にしてみれば、売れ残りがないように神経質になってくるでしょうね。


私はキヤノン専門で、エプソンは疎かったのですけど、先日中古のEP-802Aを入手して比較してみましたけど、給紙関係の作りは後発のキヤノンのほうに分があります。
キヤノンも、何も４年遅れでエプソンのマネをすることもないのにと思うのですけど、形になってしまったものは数年（おそらく4年程度）は続くのでしょう。
EP-805A はシリーズとしては５年目に入り、基本メカに大きな変更はないように見えますけど、後方の手差し給紙が追加されたりして、結構大幅な設計変更が行われた気配があります。


キヤノンとエプソンの比較は多くあるのですけど、使用目的が決まると自動的に決まるほど機種の性格の差があります。
キヤノンの特徴は顔料ブラックのインクを装備していること。
文書印刷ではかなり大きなアドバンテージになります。

逆に、EP-805A はライトインク（色の薄いインクと考えて良いです）を装備した染料の６色インクです。
使用だけ見れば写真印刷専用と考えても良いくらい。


インク代に関しては、メーカーの発表しているランニングコストを比較したほうが良いかも。
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/pixus/spec/spec.cgi?id=mg6330
http://www.epson.jp/products/colorio/printer/multi/ep805a/shiyo.htm

エプソンは、毎度のことなのですけど発表する数値は少ないです。
用紙代も入りますので注意が必要なのですけど、
キヤノンは「光沢プロ プラチナグレード」と「光沢ゴールド」の２つのデーターが、エプソンは「写真用紙（光沢）」のデーターのみです。
光沢ゴールドとの比較が妥当と思われます。
MG6330 は標準インクで22.0円、大容量インクで16.2円
EP-805Aは標準インクで26.7円、大容量インクで20.8円
となります。


どちらの機種もセットアップ用のインクが付属してきます。常識的には本体の販売価格を抑えるためにインクの封入量を減らします。
ところが、先日重量を測定してみたところ、キヤノンのセットアップインクは標準インクよりも重かったです。
MG5430 を２月から使っていたのですけど、通常の文書や伝票印刷で使うだけだったのですが、最初のインク交換は今月に入ってからでした。
それに対してEP-805Aは初回に本体の中に大量のインクを充填するためにインクを消費してしまいます。
「あっというまに無くなった」と言う話も聞きます。

インク代はキヤノンのほうが優秀と見ても良いでしょうね。