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せっかくＬレンズをお買いになるのなら、三脚座も使った方がよいと思います。
まず、要らないという理屈は、
①軽いレンズなので、そんなにぶれないだろう
②ＩＳが付いているから、そんなぶれないだろう
③最近のデジいちは、高感度設定ができるので、シャッター速度を上げられるから、そんなにぶれないだろう
というところでしょうか。

①実は軽い望遠レンズはぶれやすいです。
マスダンプという言葉がありますが、重いものの方が（ブレを）ダンピングしやすいです。
シャッターを押す力や支持する三脚の剛性の弱さによる振幅に対して、軽いレンズの方が動きやすい。
被写体に対するブレは、三脚座を使えば望遠レンズの支持点がレンズの中心付近（振れる長さ＝全長／２）になり、三脚座を使わない場合カメラ部で支持する（振れる長さ＝レンズ全長）よりも小さいという効果もあります。

②最近のＩＳは効きが強くなっているので、確かにぶれにくい。
何をどのような光の条件で撮影するかによりますが、晴天の屋外ならシャッター速度も上がるので、いらないかも。
でも、屋内とか暗い条件なら、ＩＳでも不十分かも。

③高感度設定というのが、クセものです。
確かに、最近はものすごい高感度が実用的になってきました。
でも、高感度とはノイズを塗り絵のように自動で消しているので、絵がベタあーっとなりがちで、せっかくのＬレンズの解像感を活かせなくなるかも。

EF70-200 F4L IS USMでは、三脚座が別売りということなので、まずレンズ本体を買って使ってみて、必要があれば三脚座を買い足すというのが良いのではと思います。
注意すべきは、後から買うには結構おっくうになるので、レンズ単体での三脚座がいる要らないの判断基準を事前にご自分なりに決めておいた方がよさそうということです。

蛇足ですが、僕の場合はいつも晴天の屋外という訳ではなく、室内でも撮りますので、旧型Ｆ２．８（ＩＳなし）を使っています。
たいてい、三脚と三脚座を併せて使います。
２００ｍｍの望遠（ＡＰＳ－Ｃでは３２０ｍｍ相当）では、しっかりした三脚が必要だと思います。
三脚座の要否の前に、ぶれに対していい加減（失礼！）な方の場合、三脚も貧弱なものを使っていることが多いので、三脚座以前の問題も人によってはあるのかなと思います。

参考になれば幸いです。