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iPhone 「4S」ですね。

その「4G」の表示は4G LTEとは違います。

AT&Tは3GではUMTS規格を採用していますが、UMTS系列の規格において、最も上位にあるのがDC-HSDPAというものです。

UMTSにおいて、パケット通信に特化し、理論値上の最大14Mbpsまでに対応するHSPA(HSDPAとHSUPAの組み合わせ)

そして、基地局と端末で複数のアンテナを組み合わせて高速化するMIMO、より情報を載せることができる64QAM変調方式を採用してHSPAを更に高速化したHSPA+。このHSPA+は下り最大21Mbps

そして、HSPA＋の帯域幅を複数束ねることで更に42Mbpsまで高速化したものがDC-HSDPAと言います。

DC-HSDPA、FDD/TDD-LTE、AXGP、モバイルWiMAX、HSPA+と並んで、4G表記が認められています。

国際電気通信連合は、上記の規格に対して、マーケテイング上での4G呼称を認めているのです。

実際には厳密な4G規格はサービスインしている国はありません。実際に第4世代移動通信システムとしてちゃんと認められているのはLTEadvancedとWiMAX 2のみです。これら以外の規格は本来は4Gではありません。(日本のLTEも)

確か韓国は今年中にLTEadvancedを開始するようで、日本でもUQはWiMAX2を2013年度中にサービスインしたいようです。

AT&Tのネットワークで、iPhone 4Sで4Gと出るときはHSPA+につながっている時です。LTEにつながっている時には「LTE」と表示されます。

iPhone 4SはLTE非対応です。

iPhone 5はより上位のDC-HSDPAとFDD-LTEにも対応します。

日本では、HSPA+にはソフトバンクは対応していますが、なぜか4Gとの表示は出ませんね。