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液晶パネルの駆動方式は、TN（Twisted Nematic）方式とVA（Virtical Alignment）方式とIPS（In-Place-Switching）方式の3種類が市場に出ていますね。例えばＡ１だと、４０Ａ１がＶＡ方式、３２Ａ１がＩＰＳ方式、 ２６Ａ１がＶＡ方式 ２２Ａ１がＴＮ方式、 １９Ａ１もＴＮ方式です。 でもＺ１だとどの画面もＩＰＳ方式。 先ず価格です。コストの低い順にTN方式→VA方式→IPS方式になります。質問がＩＰＳ方式とＶＡ方式で聞かれていますので、この二つで比較するとVA方式は、電圧OFFのときはバックライト光が液晶分子の影響を受けず、偏光板でほぼ完全に遮断されます。つまり、かなり純粋な「黒」を表現でき、コントラスト比を高くしやすいんです。弱点は、「視野角」。見る角度によって透過してくる光量が違ってしまい、斜め方向からは見えなくなってしまいます。一方ＩＰＳ方式は、視野角による輝度変化／色変化が少ないのが特徴です。大きな画面のＴＶはこの方式が多いですね。弱点は、コントラスト比と輝度、応答速度を高くしにくいんです。以前は、メリハリある映像を楽しみたいなら「VA」、複数で視聴するなら「IPS」でした。夫々の弱点を改善されたＴＶが市場で評価され売れています。選ぶポイントとしては、リビングダイニング等、家族が様々な場所から同時にテレビを見るような場所への設置、斜め位置からテレビを見ることもある場合などは、IPS方式を選ぶ方が良いでしょう。一方、ホームシアターや寝室への設置等、正面からしか視聴しない場所ではVA方式で問題ありません。お店で正面からだけでなく、斜めからも見てみてください。