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光の使い方次第です。モノブロックやレフ板もレンタルできるようですから、ご家族か誰かにアシスタントになってもらって、色々工夫してみましょう。一般的に、露出はオーバーするよりも、ややアンダーで撮っておいたほうが、あとから補正はしやすいです。もちろんjpgではなく、RAWで撮って後で現像しましょう。35mm単焦点は周辺の歪みが結構出ますので、スタジオでの人物撮影には、あまり向きません。一方、ズームレンズだとちょっと味付けに物足りなさを感じるかもしれませんね。この機会に、50mm単や、40mm、60mmマクロあたりの、標準域単焦点を購入するのも、いいかもしれません。60mmマクロなら、換算90mmと、ポートレート向きの画角になりますし、ボケ味も納得の美しさです。ご存知かもしれませんが、スピードライトを被写体に直射するのは厳禁です。かならずディフューザーを使うか、天井バウンスを利用して、やわらかい光を作り出してください。そして、目に必ずキャッチライトが入るように光源を配置するなり、ディフューズされた光を入れるなり、工夫してみてください。ノートＰＣなどお持ちでしたら、撮影中にモニターでチェックするのも、失敗を防ぐ手の一つです。出来上がったお写真は、よほどいい環境をお持ちでなければ、実際の色、モニターの色、プリントの色と、全て整合性が取れないはずです。また、家庭用プリンターの色味と、カメラ屋さんの銀塩プリントでは、出てくる色に結構な違いがあります。保存性を考えれば、銀塩プリントがお勧めですが、ややしっとりとした色調で、赤系の色がぐっと渋い印象になる事をイメージして現像すると良いでしょう。このあたりは、しっかりしたお店であれば、相談に乗ってもらえると思いますので、納得のいく仕上がりを目指して試行錯誤してみましょう。何よりも、「プロに頼んだ」というのではなく、「お父さん、お母さんが撮った」という事が素晴らしい事なのです。仕上がりがどうのこうのよりも、撮影中も、撮影が終わった後も、現像する時も、仕上がりをみんなで見るときも、「ご家族みなさんで楽しむ」という事を、最大の注意事項として挙げておきます。硬い表情のお決まりポーズを撮るよりも、ご家族にしか撮れないような写真のほうが、ずっと素敵だと私は思います。娘さんの笑顔を絶やさないように、たくさんおしゃべりしながら撮ってあげてくださいね。補足についてキットレンズで想定される画角はカバーできています。適切に絞って、光量を稼ぎ、シャッタースピードと感度を調整すれば、十分良い写真が撮れるでしょう。テレ側を使う時は、VRに頼らずに、ある程度丈夫な三脚とML-L3を使えば、手ブレの心配もないでしょう。レンズのどんな点が御不安でしょうか。いいレンズはもちろん素晴らしい描写をしてくれますが、写真が撮れるという点では違いはありません。どういった写真を撮りたいのか、それぞれのシーンにおいて向き不向きもありますので、予算やシチュエーションなどと併せてお聞かせいただければ、もう少し詳しいアドバイスもできるかと思いますが、とりあえず万能で用途も幅広く、柔軟なレンズということで、60mm2.8Gマクロをお勧めした次第です。このレンズはAFも速いので、シャッターチャンスを逃しにくい点も魅力です。もし新たにレンズを購入なさるのであれば、今お手持ちが35mm単ですから、これと重ならない中望遠単、あるいは標準単をお求めになるのが良いと思います。運動会などで望遠レンズの出番がありそうであれば、標準、あるいは中望遠～200mmや300mmまでの長望遠のズームレンズというのも、いい選択かもしれません。一般的な話として、スナップには24mm～35mmなどの広角レンズが、ポートレートには85mm～135mmくらいの中望遠が向いております。その中間として使いやすい50mm近辺の標準レンズがあって、それぞれに一長一短があります。光学的には単焦点レンズが優れ、ズームレンズは利便性に優れております。