DSP-AX4600の取扱説明書・マニュアル [全174ページ 7.18MB]
DSP-AX4600_j_kai2.pdf
gizport - 2013-10-14
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112技術/用語解説サイレントシネマヘッドホンでマルチスピーカーによる音場プログラムを擬似的に再現するための、ヤマハ独自のシステムです。音場プログラムごとにヘッドホン用の設定値が用意されているため、自然で立体感あふれる音場プログラムをヘッドホンでもお楽しみいただけます。シネマDSP(デジタル・サウンド・フィールド・プロセッサー)ドルビーサラウンドやDTSのシステムは、本来映画館用に設計されているため、ご家庭では部屋の広さや壁の材質、スピーカーの数などの条件の違いによって、同じソフトであっても視聴感に差が出てしまいます。ヤマハシネマDSPは、豊富な実測データに基づく独自の音場技術を応用することで、ドルビープロロジックやドルビーデジタル、DTSのシステムと組み合わせて音のスケールや奥行き、音量感を補い、ご家庭でも映画館のような視聴体験を実現します。バーチャルシネマDSPサラウンドL/Rスピーカーを設置していなくとも、仮想的にサラウンドL/Rスピーカーの音場を再現することで、音場プログラムを楽しめます。センタースピーカーを設置できない場合でも、フロントL/Rスピーカーだけで、バーチャルシネマDSPをお楽しみいただけます。THXTHXは、世界的に有名な映画制作会社であるルーカスフィルム社が開発した独自規格と技術を集約したものです。「映画館でも家庭でも、映画監督の思い描いたサウンドトラックをできる限り忠実に再現したい」という、ジョージ・ルーカス監督の情熱により開発されました。THX Cinema processing映画のサウンドトラックは、ダビングステージと呼ばれるミキシング専用の大型映画館で制作されます。これらのサウンドトラックは、同じ装置を備える映画館での上映のために制作されていますが、DVDなどに収録する際も、一切変更を加えず、そのまま収録されています。THX Cinemaは、映画館向けのサウンドトラックを、映画館と家庭との空間的な違いによる音色の差を補正することで、一般家庭でも映画館と同等の臨場感で再生します。*Adaptive Decorrelation (アダプティブ・デコリレーション)映画館では、多数のサラウンドスピーカーが創り出す、包み込むようなサラウンドサウンドが体験できます。しかし、ホームシアターでは通常2本のスピーカーしか使われないため、空間的な拡がりや、サラウンド感に欠けてしまったり、また近接したスピーカーにサラウンドサウンドを取り込まれてしまいます。アダプティブ・デコリレーションは、サラウンドチャンネル間の時間と位相を微妙に変化させることにより、2本のスピーカーだけを使って、映画館と同様の拡がりがあるサウンドを再現します。* Timbre Matching(ティンバー・マッチング)人間の耳は、音の来る方向によって音の感じ方が変わります。映画館では、サラウンドスピーカーが聴衆を囲むように配置されているため、音が全方向から来ますが、ホームシアターでは、リスナーの両側2本のみが使われます。ティンバー・マッチングは、サラウンドスピーカーからの音を、フロントスピーカーの音の特性に合わせることで、フロントーサラウンド間の音のつながりをスムーズにし、拡がりがあるサウンドを再現します。* Re-Equalization(リ・イコライゼーション)映画のサウンドトラックは、映画館での上映用に制作されているため、家庭用の機器で再生すると、明るすぎたり、うるさく聞こえてしまいます。リ・イコライゼーションは、このような映画のサウンドトラックを小型のホームシアターで、最適な音のバランスを再現して再生します。THX Games ModeTHX Games Modeは、ステレオやマルチチャンネルで記録されたゲーム用オーディオ再生のためのモードです。このモードでは、THX ASA処理がアナログ、PCM、DTS、Dolby Digital などの、すべての5.1チャンネルや2チャンネルでエンコードされたゲームソースのサラウンド・チャンネルに適用されます。これにより、THX Games Modeでは、360度の再生環境を提供しながら、全てのゲームオーディオ・サラウンド情報を最適なチャンネルに振り分けて再生します。サラウンド音場のスムーズな音のトランジションがT H XGames Modeの特徴です。音場プログラム編PCM(リニアPCM)MP3形式やATRAC形式のようにアナログ音声信号を圧縮せずに、そのまま符号化して録音・伝送する方式です。「PCM」は、パルス・コード・モジュレーションの略で、デジタル信号をパルスの符号にして変調記録するという意味です。音楽CDや、DVDオーディオの録音方法などで採用されています。PCM方式では、非常に短く区切った単位時間あたりの信号の大きさを数値に置き換える(サンプリング)手法を用いています。SRS CS Ⅱ (SRS Circle Surround Ⅱ)SRS CS Ⅱ (SRS Circle Surround Ⅱ) は、6.1チャンネルマトリクス処理を行う高性能デコーディングシステムです。オリジナルのSRS Circle Surroundシステムの次の世代を担うこの技術により、セリフをより明瞭に再生したり、フロントチャンネルとサブウーファーから映画館さながらの低音を再生することができます。
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