NF-4Aの取扱説明書・マニュアル [全12ページ 2.20MB]
NF-4A_Manual.pdf
gizport - 2013-10-02
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4HR 振動板UDRタンジェンシャルエッジ純マグネシウム振動板● 100mm HR (Hyper Radial) ウーハーを搭載ウーハーには、軽くて強靱な振動板形状として開発された「HP振動板」に新たな抄紙技術を投入し発展させた、HR形状の振動板と「UDRタンジェンシャル・エッジ」を採用しています。また、マグネットは大型磁気回路を搭載し、優れたレスポンスと低歪みを実現するショート・ボイスコイルを採用しています。応答性の高い低音再生を目指し、小口径を生かしたハイスピードでスケール感のある低音が再生可能です。製品の主な特長UDRタンジェンシャル・エッジルとダウンロールをタンジェンシャル面で結合した画期的なエッジ構造で、形状はFEMモーダル解析よりエッジの持つ機能が最適になるようになっています。スピーカーの動作に対して重要な機能を持つウーハーのエッジに採用されています。● バイ・アンプ方式によるパワフル駆動高域35W、低域60Wのパワー・アンプを搭載し、ウーハー/ツィーターをバイ・アンプ方式でパワフルに駆動しています。各ユニットに最適な独立駆動で、ユニット間の電気干渉による音の濁りを排除しています。パワー・アンプには高精度のDSP、96kHz 24bit精度のデュアルA/D (D/A)を採用し、デジタルならではの音質を実現しています。さらに、種々の音響条件に応じた特性の補正機能を備え、低域/高域の音質補正、サブ・ウーハー接続時に便利なローカット・フィルター、さらにはスピーカー出力のミュート機能も搭載しています。● 純マグネシウム・ツィーターを搭載ツィーターには、ナチュラルで歪み感の少ない透明感の高い中高音の再生を可能にする口径20mmの「純マグネシウム」ツィーターを搭載し、高忠実再生が求められる放送局用モニターを実現しています。純マグネシウムこれまで、金属系ツィーターの振動板には高い剛性と伝播速度の速さから、主にアルミ合金やチタンなどの軽金属が使われてきましたが、振動減衰性能の低さからピーク感や金属固有の残響音などが短所になっていました。このような短所を補うため、マグネシウム合金を用いた薄肉の振動板が開発されてきました。純マグネシウムは他の合金と大きくその物性が異なり、大きな内部損失と音速を実現する、音響用金属素材として理想のバランスを持っています。フォステクスでは純マグネシウムの基本的物性に注目し、素材に特殊樹脂をコーティングして潤滑効果による絞り性を向上させた、純マグネシウムを振動板に採用しました。HP曲放物曲面)、または Hyper Shellと呼ばれ、建築構造力学の分野ではよく知られている3次曲面構造です。HP構造の基本的な特長として、同一平面にない2つの線分間を直線で結びながら移動させることにより、双曲面と放物面が構成される点にあります。一見複雑な曲面ですが、従来構造の曲線で構成されている振動板と異なり、基本的に直線構造で構成されています。このため、面内応力として断力のみが存在し、曲げ応力が働かなく高い強度が得られることで振動板の共振周波数が高くなり、従来の振動板に比べてスピード感のある立ち上がりの速い音質が得られます。さらに、この直線は異なる長さで構成されているため、特定の定在波が振動板上に立たないため、ピークが発生せずスムースなレスポンスを実現しています。特にHP構造の特長として、ねじれた曲面構造をとり、特定の大きな共振が発生しないため、スピーカー固有の色づけが抑えられます。
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