EOS 7D
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33ISレンズに内蔵された手ブレ補正機能を 使用すると、撮影するときのわずかなカメラの動き(手の揺れ)を補正して、鮮明な写真を撮ることができます。EF-S15-85mm F3.5-5 .6 IS USMレンズを例にして、手ブレ補正機能の説明をします。* ISは、Image Stabilizer (イメージスタビライザー)の略で、手ブレ補正機能のことです。1手ブレ補正スイッチを〈1〉にする●カメラの電源スイッチも〈1〉にしておきます。2シャッターボタンを半押しするB手ブレ補正機能が働きます。3撮影する●ファインダー像が安定したことを確認してから、シャッターボタンを全押しして撮影します。レンズの手ブレ補正機能について●被写体が動いてしまう「被写体ブレ」は補正できません。●大きく揺れ動く乗り物から撮影するときは、手ブレ補正効果が十分に得られないことがあります。●EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMでは、カメラを動かして流し撮りをすると、手ブレ補正効果が十分に得られないことがあります。●手ブレ補正機能は、レンズのフォーカスモードスイッチが〈AF〉〈MF〉どちらのときでも働きます。●三脚使用時は、手ブレ...
52場面によっては、被写体を左右どちらかに配置して、背景もバランス良く入れた方が、奥行きのある写真に仕上がります。〈1〉(全自動)では、止まっている被写体にピントを合わせると、シャッターボタンを半押ししている間、ピントが固定されます。そのまま構図を変え、シャッターボタンを全押しして撮影します。これを「フォーカスロック撮影」といいます。〈1〉(全自動)では、ピントを合わせるときや、ピントを合わせたあとに被写体が動く(距離が変わる)と、被写体に対して連続的にピントを合わせ続ける機能(AIサーボAF)が働きます。被写体がAFフレームから外れないようにして、シャッターボタンを半押しし続けると、ピントを合わせ続けます。シャッターチャンスがきたらシャッターボタンを全押しします。1 全自動を使いこなす構図を変えて撮影する動いているものを撮影する
35撮影の基本操作シャッターボタンは二段階になっています。シャッターボタンを一段目まで浅く押すことを「半押し」といいます。半押しからさらに二段目まで深く押すことを「全押し」といいます。半押し自動ピント合わせと、自動露出機構によるシャッター速度と絞り数値の設定が行われます。露出値(シャッター速度と絞り数値)が、表示パネルとファインダー内に表示されます(0)。全押しシャッターが切れて撮影されます。手ブレしにくい撮影のしかた手にしたカメラが撮影の瞬間に動くことを「手ブレ」といい、全体がぼやけたような写真になります。鮮明な写真を撮るために、次の点に注意してください。・前ページの『カメラの構え方』のように、カメラが動かないようしっかり構える。・シャッターボタンを半押ししてピントを合わせたあと、ゆっくりシャッターボタンを全押しする。シャッターボタン●d/s/f/a/Fの撮影モードでは、〈p〉ボタンで半押しと同じ操作ができます。●シャッターボタンを一気に全押ししたり、半押し後すぐに全押しすると、一瞬の間を置いてから撮影されます。●メニュー画面表示中、画像再生中、画像記録中でも、シャッターボタンを半押しすると、すぐに撮影準備...
53〈1〉全自動モードは、すべてカメラまかせの撮影ですが、〈C〉クリエイティブ全自動モードでは、写真の明るさや、ピントが合う範囲、写真の色あい(ピクチャースタイル)などを、わかりやすい操作で簡単に調整することができます。なお、初期状態の設定は、〈1〉(全自動)と同じです。* CAは、Creative Auto(クリエイティブオート)の略です。1モードダイヤルを〈C〉にするB液晶モニターに、クリエイティブ全自動の画面が表示されます。2〈Q〉ボタンを押す●〈9〉で機能を選ぶことができるようになります。(7)●機能の内容については、54、55ページを参照してください。3機能を設定する●〈9〉で機能を選びます。B選んだ内容の説明が、画面の下側に表示されます。●〈5 〉または〈6〉を回して設定を変更します。4撮影する●シャッターボタンを押して撮影します。C クリエイティブ全自動で撮る撮影モードを切り換えたり、オートパワーオフ(p.44)や電源スイッチ〈 2〉で電源が切れると、設定した内容が初期状態に戻ります。ただし、記録画質、およびセルフタイマー /リモコンの設定はそのまま保持されます。
C クリエイティブ全自動で撮る54①ストロボの発光〈a〉(ストロボ自動発光)、〈D〉(ストロボ発光)、〈b〉(ストロボ発光禁止)を選ぶことができます。②背景をぼかす/くっきりさせるカーソルを左に動かして撮影すると、被写体の背景がぼけた写真になります。右に動かして撮影すると、被写体の背景がくっきりした写真になります。なお、使用レンズや撮影条件によっては、ぼけた写真にならないことがあります。ストロボが上がっていると設定できません(灰色表示)。また、ストロボ撮影時は設定が無効になります。③写真を暗くする/明るくするカーソルを左に動かして撮影すると、暗い写真になります。右に動かして撮影すると、明るい写真になります。シャッター速度、絞り数値①②③⑤⑥電池チェック撮影可能枚数④連続撮影可能枚数
55C クリエイティブ全自動で撮る④写真の仕上がり標準的な写真の仕上がりのほかに、人物、風景に適した仕上がりや、白黒写真を選ぶことができます(p.64:ピクチャースタイル) 。〈P〉(スタンダード)は、標準的な写真の仕上がりで、ほとんどのシーンに対応できます。〈Q〉(肌色がきれい)は、女性や子どもをアップで写すときに効果的です。〈R〉(青空や緑が鮮やか)は、印象的な風景を写すときに効果的です。〈V〉(モノクロ画像)は、白黒写真になります。⑤1枚/連続/セルフタイマー撮影〈i〉(低速連続撮影)は、1秒間に最高約3枚の連続撮影をすることができます。〈Q〉(セルフタイマー10秒/リモコン)は、94ページの『セルフタイマー撮影』の (ノート)を参考にして撮影します。リモコン撮影も行うことができます(p.110)。*〈o 〉ボタンを押すと[ ドライブモード ]選択画面が表示され、同じ内容を設定することができます。⑥記録画質58~60ページの『記録画質を設定する』を参考にして設定します。〈0〉を押すと[記録画質 ]選択画面が表示され、同じ内容を設定することができます。
511 全自動で撮る●合焦マーク〈o〉が点滅してピントが合わない明暗差(コントラスト)のある部分にエリアAFフレームの中央を合わせてください(p.92)。また、被写体に近づきすぎているときは、離れて撮影してください。●複数のAFフレームが同時に表示される表示されているすべてのAFフレームにピントが合っています。 被写体に合わせたAFフレームも表示されているときは、 そのまま撮影してください。●電子音が小さく鳴り続ける(合焦マーク〈o〉も点灯しない)動いている被写体に、カメラがピントを合わせ続けている状態です(合焦マーク〈o〉は点灯しません)。動いている被写体にピントの合った写真を撮ることができます。●シャッターボタンを半押ししてもピント合わせをしないレンズのフォーカスモードスイッチが〈MF〉(手動ピント合わせ)になっているときは、〈AF〉(自動ピント合わせ)にしてください。●明るい日中なのにストロボ撮影になった逆光状態の撮影では、被写体の影を和らげるためにストロボ撮影になることがあります。●暗い場所で内蔵ストロボが連続して光ったAFでピントを合わせやすくするため、 シャッターボタンを半押しすると内蔵ストロボが...
65A ピクチャースタイルを選択する NS ニュートラルパソコンで画像処理するかた向けの設定です。自然な色あいで、メリハリの少ない控えめな写真になります。U 忠実設定パソコンで画像処理するかた向けの設定です。5200K(色温度) 程度の太陽光下で撮影した写真が、測色的に被写体の色とほぼ同じになるように色調整されます。メリハリの少ない控えめな写真になります。V モノクロ(C:モノクロ画像)白黒写真になります。W ユーザー設定1~3[ポートレート ]や[ 風景 ]、ピクチャースタイルファイルなどの基本スタイルを登録し、好みにあわせて調整することができます(p.68)。登録されていないときは、[スタンダード ]の初期設定と同じ特性で撮影されます。スタイル選択画面の上にある記号は、[シャープネス ][ コントラスト ]などを表しています。数値は、各スタイルに設定されている[シャープネス ][ コントラスト]などの設定値を示しています。 記号の意味記号についてJPEGの記録画質で撮影した画像は、 カラー写真に戻すことができません。[モノクロ ]に設定したまま、カラー写真のつもりで撮り続けないように注意してください。なお...
64ピクチャースタイルは、写真表現や被写体にあわせて、用意された項目を選ぶだけで効果的な画像特性が得られる機能です。〈1〉(全自動)では、ピクチャースタイルの選択はできません。1〈A〉ボタンを押す●撮影準備状態で〈A〉ボタンを押します。Bピクチャースタイル画面が表示されます。2スタイルを選ぶ●〈6〉または〈5〉を回してスタイルを選び、〈0〉を押します。Bスタイルが設定され、撮影準備状態に戻ります。P スタンダード(C:スタンダード)鮮やかで、くっきりした写真になります。通常はこの設定でほとんどのシーンに対応できます。〈1〉(全自動)のときに自動設定されます。Q ポートレート(C:肌色がきれい)肌がきれいで、ややくっきりした写真になります。女性や子どもをアップで写すときに効果的です。66ページの[色あい ]を変えると、肌色を調整することができます。R 風景(C:青空や緑が鮮やか)青空や緑の色が鮮やかで、とてもくっきりした写真になります。印象的な風景を写すときに効果的です。A ピクチャースタイルを選択する N各ピクチャースタイルの画像特性についてメニュー[2 ピクチャースタイル ]から設定することもできます。
98シャッター速度を設定すると、被写体の明るさに応じて、カメラが適正露出に必要な絞り数値を自動的に設定します。これをシャッター優先AEといいます。シャッター速度を速くすると、動きの速い被写体の瞬間をとらえることができます。逆にシャッター速度を遅くすると、流動感を表現することができます。*〈s〉は、Time value(タ イムバリュー)の略で時間量のことです。1モードダイヤルを〈s〉にする2シャッター速度を設定する●表示パネルを見ながら〈6〉を回します。3ピントを合わせる●シャッターボタンを半押しします。B絞り数値が自動的に決まります。4表示を確認して撮影する●絞り数値が点滅していなければ適正露出です。s: シャッター速度を決めて撮る動きを止めた写真(速いシャッター速度)流動感のある写真(遅いシャッター速度)

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