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断片化が不可避となるのは、まとまった空容量が少なくて編集によって生じている飛び地のような書き込み可能領域を使わないと記録できないときですよね。

たしかにMDの場合は５分の曲が16曲で満杯になるくらいの容量しかないので削除や追加や編集を繰り返せばすぐそのようなことになってしまいます。

データ保存用に約220GBもHDDの空きが用意されているNAC-HD1においても残り容量がアルバム1枚くらいになったらやはり同様のことが起こりそうですね。

でも、HDDはMDとは違って、ディスクのあちこちに点在する最小単位のファイルを対象に素早くかつ頻繁に読み込めることを基本に設計されています。ですから断片化しまくっていても音声ファイルの読み込みであればHDDからすればかなりまとまった悠長なデータアクセスにしかなりません。断片化によって増すヘッドの負担など気にする必要はないでしょう。

パフォーマンスへの影響もたいしてないと思いますが、気になるようなら削除や追加や編集などをするときにはなるべく空容量を確保した状態でするようにしたらよいと思います。

HDDが壊れやすいというのは構造上からくることです。さきほどの話と矛盾するようですが、過酷な使用に耐えるよう設計されているものの、精密機械としての弱さは残るのです。そういう意味ではたしかに脆さはありますが、昔のHDDと比べたら最近のHDDはずいぶんと頑丈になっています。あまり神経質に扱う必要もなくなりましたが、容量も増えてるので壊れたときのデータ損失のショックも大きいです。計画的なバックアップがより重要になってきていますね。

結局のところ、搭載容量を使い切らない運用が賢いみたいなところで落ち着くような話に思います。