ヘッドフォンリスニングにどのような音質を求めるかによって2パターンの選択肢があると思います。
1.超鮮烈、スピーカーでは埋もれてしまう音も超鮮明に再生させる
gracedesign m902(HPA内臓)をお奨めします。
私は前のモデルMODEL901を使用しているのですが、超鮮烈の一言につきます。その後、B&Wのシ
ルバーシグネチュアで聞くと、曖昧模糊もいいとこ、しばらくの間は聞くのがつらいくらいです。
ただし、プロ用として作られているので一切の遊びはなし。雰囲気感はゼロといってもいいくらいです。
チェンバロの鮮烈感、繊細感など、とにかく半端じゃないです。
ただ、ヘッドフォンの出力音圧レベルにもよりますが、ゲインをHighポジションにして、ボリュームをかな
り上げないと、大音量にはなりません。私は、特に音量の点で不満足ということはないです。
下の2点もデジタル入力の点では同じですが、やはりDAコンバータとしてのアナログ出力が命なの
で、そういう意味ではgracedesignの方がよいのではないでしょうか?
benchmark media DAC1USB (HPA内臓)(発売予定)
Lavry Engineering DA10 (ヘッドホン端子あり)
2.長時間くつろいで聞ける
PS Audio Digital Link/III DAC+ヘッドホンアンプ(メーカーは指定しない)
がお奨めではないでしょうか?
長時間くつろいで聞けるというのは、ヘッドフォンアンプの選択で、鮮烈志向にも、くつろいで聞ける方
向にも、両方もっていけるという意味合いです。
INFRA NOISE DAC-1は誌上の評価は宣伝文句とはちょっと違って、アナログ的な味わいのよさにあ
るようです。これはもちろん、そのよさを積極的に評価して、すばらしい製品であるということですが、
ヘッドフォンで聞く場合のD/Aコンバータは鮮烈志向でいきたいところです。その後の味わいはヘッド
フォンアンプの役目になると思います。
PS Audioの電源コンセントは私も愛用してますが、鮮明な音になるという定評があります。
DAコンバータとしてはゴールドムンドのDigin Stereoも期待できそうです。
ヘッドフォンアンプとしてはオーディオテクニカAT-HA5000でしょうか。
http://www.audio-technica.co.jp/products/dj-plus/at-ha5000.htmlそのほかではEARも評価が高いですが、大分というか相当値上げになりました。
448000円でも高いイメージでしたが。音はgracedesignの対極ということになるでしょう。
http://www.rakuten.co.jp/avfuji/427586/438460/442814/普通のアンプに搭載されているアンプでは
1.アキュフェーズC-2810に留めをさします。
ヘッドフォン出力はステレオサウンドのオーディオ評論家のベストバイの座談会で高く評価されていま
した。
http://www.accuphase.co.jp/model/c-2810.html2.CARY CAD-300SEI
300Bシングルの真空管プリメインアンプですが、そのヘッドフォン出力もメロメロになるそうです。
CARY CAD-300SEIは独特な音質で存在価値はあると思いますが、トランジスタアンプのヘッドホ
ン出力は単体の最高峰のヘッドフォンアンプには太刀打ちできないと思います。
アキュフェーズC-2810のヘッドフォン出力はアキュフェーズ独特の木目の細かさ、繊細感が期待でき
るかもしれません。
2システムは欲しくなってしまいそうですね。