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SX-4はフィアットと共同で開発したクルマでフィアット版の「セディチ」はヨーロッパでは人気車種です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%81

ヨーロッパではコンパクトな「クロスオーバースタイル」のクルマは人気があり、各メーカーで必ずラインアップされています。日本にもVWクロスポロ、クロスゴルフ、と言った車種が販売されていますが、同じジャンルのクルマとして扱われています。

SX-4は日本では不人気車の部類になってしまうと思います。
一番の原因は「クラスの割りに小さい」事に尽きると思います。ホイールベースは2500ミリですがこれは1クラス下のフィットと同じ数値です。リアのオーバーハングも短いのでトランクスペースも他社の1300CCクラスと大差ありません。
排気量は1500と2000があります。
1500で考えるとスイフトの1500が143万円、SX-4の同等グレードのXG/Gだと165万円で、「高い」と感じます。また、フィットの1500ＲＳよりも高いです（装備もフィットのほうが良いです）。
2000で考えても車体の一回り大きいティーダやシビック、オーリスに較べても割高で、狭い、と言う評価になってしまいます。
広さを求めないのであれば「車体の大きさの割りに排気量の大きいエンジンを搭載していてスポーティー」という言い方も出来ますので（走行性能の評価は高いです）、一概に欠点とはいえません。不人気車？のおかげで相場は割安だと思います。中古や新古車であれば良い選択かもしれません。

要は、他の日本車に比べ「車格が分かりにくい」と言うことだと思います。
ラインナップにクロスオーバータイプとオンロードタイプがあるの「クルマのキャラクターが分かりにくい」一因だと思います。

良くも悪くも微妙なポジションで、直接比較できるようなライバル車が無いので「気に入ったら買い」というタイプのクルマだと思います。個人的にはMTの設定があれば「小さめの車体と大きめの排気量」と言うことで隠れた人気車になる可能性もあると思います。