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パワステのホースは５Ｍｐａ（50ｋｇ/ｃ㎡位）程、圧力が掛かりますので低圧ホースにバンド止めでは簡単に抜けてしまい対応できません。ホースの造りにも依りますが、ほとんどの物は金具の部分を切って溶接したり、喰い込み金具を使ったり、加締めの部分の外筒を切断して外し、ホースを交換して新しい外筒で加締めたりして、パイプの部分を生かしてホースだけを交換することができます。当方でもやっております。（まれに出来ない物もあります）
高圧ですので外筒を加締める際、再利用するパイプに外筒を引っ掛けて圧力でパイプが抜けない様にしなくてはなりません。パワステホースは引っ掛ける溝が浅く、そのホース用の外筒でないものを上手にその溝に喰い込ませることが出来ないので、厚手のワッシャーを溝に最初に加締めて、そこに外筒を引っ掛けて加締めます。加締めの基準がないのでどこまで締めるか、長年の感みたいなものが要求されます。またパイプの部分が長かったり、曲がりくねったしているとホース加締機に上手くセット出来ない場合もあり、工夫が必要です。ほとんどのパワステホースには中に潰れ防止の為フレキシブルのようなものが入っています。それも外して再利用します。いずれにしてもある程度の技術が必要ですので全国的に見ても対応して頂ける業者は少ないと思います。