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●AWD方式
両車とも「トルセンを使ったセンターデフ方式」です。ただトルセンは異なります。

ベントレー コンチネンタルGT ＝ トルセン-A
AUDIの最近のもの ＝ トルセン-C

●今後
今後，トルセン-Cへ変更されると思いますが，生産台数が少ないので，当分，トルセン-Aのままでしょう。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

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補足のご質問に対して

●AUDIによるトルセンの採用
87年からで，タイプはトルセン-Bから採用を開始し，最近はトルセン-Cも採用しています。

●ベントレーのベース車：VWフェートン
フェートンの4WD（4-motion）は，トルセン-Bを採用しています。

●ベントレーはAUDIが開発したか
以上から，もしAUDIが開発主担当であれば，トルセン-Bを使った可能性が高いです。

ここから，わたくしの推測ですが，ベントレーの技術者としては，オフロードでの使用はまったく念頭になく，オンロードでのトラクション確保を主要目的としていたとおもわれます。そうなると，3つのタイプの中でいちばんスポーツ走行に向いたタイプAを洗濯したのではないでしょうか。

●スーパースポーツでのトルセン-C採用について
トルセンAに比べ，駆動力配分の変化は小さいのですが，軽量・コンパクトであることがトルセン-Cの特徴です。一般に高級スポーツカーでは，前後輪への駆動力のダイナミックな配分より，まず前後輪へ駆動力を分割し，トラクションを確保することの方が重要です。このためトルセン-Cが採用されたとおもわれます。

●AUDIの関与
同じVWグループなので，当然，AUDIのエンジニアのサジェスチョンは得て，ベントレーは開発したでしょう。しかしトルセン-Cであれば，あまり高度なチューニングはないでしょうから，AUDIの深い関わりはないのではないでしょうか。あくまで私の推測ですが。

●（余談）VWグループの開発方法
VWグループでは，主要技術の開発は分担しています。たとえば

VW トゥアレグ
ポルシェ カイエン
AUDI Q7

は，同じプラットフォームを使っています。4WD方式は，VWとポルシェが似ており，AUDIが独自です。一方，エンジンはポルシェが独自で，VWとAUDIは似た系列です。

この開発はポルシェが主担当で，それをVWとAUDIが自分のキャラクタを加えました。ベントレー・コンチネンタルもVWフェートンのプラットフォームやエンジンを使い，ベントレーの技術者が改造したと考えるのが良いとおもいます。