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昔グリフィスに乗っていたけれど、ＴＶＲは普通の車屋じゃまず修理は無理だなぁ。加えて、外国車に強いというショップでも怪しい。なんでかというと、ＴＶＲは、本当にいろんなパーツの寄せ集めで、ノウハウがあると、それらの流用パーツでしっかり直せて、意外にお得な車だ。俺は、そういうお店が知り合いだったから、本当に維持が樂だったが……

数年前までは、Ｓｐｅｅｄ１２風のボディキットはイギリスで販売されていたが、今はもうその会社がなくなってしまった。ブループリントは手に入るようだから、ワンオフでボディを作ってしまう方法しかないだろうなぁ……ＦＲＰでそれができるところは限られているが（それもリーズナブルに）。あと、あのワイドボディは、サスペンション形式が、サーブラウとまったく違うからあの形になっている。サーブラウをワイド化したら、サスペンションアームも製作しなおさなければならない。

故障に関しては、サーブラウもタスカンも変わらんだろうなぁ。ただ、どうせぶっ壊れても直して乗るというのなら、俺ならサーブラウのＶ８を選ぶね。ＡＪＰ８のエンジンは、かなり独特の造りで、補機もギアドライブで回しているような変わり種だが、当時のＦ1と同じヘッドを使っているなんて言われていたようなエンジンで、本当によくぶん回る。パーツも、実はオリジナルなのはブロックくらいで、中身は結構いろんな流用品がある。トランスミッションなんかも流用品で、新品が実は驚くほど安く買える。ただ、電装系は弱いから、コンピューターとかは考えた方がいいだろうな。あと、シール類も弱い（これは国産のが使える）。

でも、もし、いじって楽しむのであれば、グリフィスとかキミーラまでが、いろんなパーツが使えて、財布にやさしい。俺のは４リッターエンジンモデルだったが、オーバーホールの際に、前述のファクトリーで、５リッター化してくれたのだが、元の４リッターでオーバーホールするよりも安かった！なんで？と聞いたら、流用できるクランクとかがあって、そっちの方が安いのだとのこと。５速のミッションも一度壊してしまい、もうダメかと思ったら、これも流用品があると言って、ある車の中古パーツであっさり直ってしまったけ。