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USB-MIDI接続の場合、普通は音が遅れるということはありません（シーケンスソフト側の処理が甘ければリアルタイムレコーディング時に変なタイミングで記録されるぐらい）。音が遅れることが問題になるのはむしろソフトウェアMIDI音源を使用する場合で、MIDI受信後一度オーディオデバイスを介する形になりますのでどうしてもタイムラグが出やすくなります。こうしたことによる発音の遅れをレイテンシといいます。特に音楽制作に適したサウンド環境でない場合はDirectSoundドライバによるソフトウェア処理しかありませんので、処理に時間が費やされる分レイテンシが目立つことになります。
ASIOとはCubaseシリーズを開発しているスタインバーグが提唱したオーディオデバイスの規格で、DirectSoundを介さずに専用ドライバもしくはハードウェアでの処理にゆだねることでレイテンシを低減するのが目的です。ASIO対応のUSBオーディオインターフェースを用意する必要がありますが、安いものでは1万円ぐらいからあります。もちろんソフトウェア音源を使用しないならば必要はありません。