413

view

プリンタの修理屋です。

立場上、少々問題発言になるでしょうけど、「そんなものを探すのでしたら、もう少し上のグレードのプリンタを買ってください」。
これが私の結論です。


まず、この機種のヘッドはインクタンクを一体になっています。
インクが切れるとヘッドごと交換されるわけで、ヘッド自体の耐久性は低いはずです。（耐久性を高くする意味がないわけです）

互換インクといっても、ヘッドまで作る能力のあるメーカーも無いでしょうから、互換インクは存在していないだろうと思います。
もし、あったとしても、一度使用したインクカートリッジにインクだけを詰め替える程度が精一杯でしょう。
そうすると、ヘッドは中古で、いつダメになるか分からないわけですし、ご自分で詰め替えるのも同じことです。


また、インクの代金にヘッドのコストも含まれるわけで、上位機種に比べるとかなり割高なのも事実です。
本体価格の安さに引かれて購入する方も少なくないのでしょうけど、後のインクコストで苦しむ方は少なくないでしょうね。
私が相談を受けたら基本的にはお勧めしない機種です。

インク代が苦になるような場合は、この機種にしてみると過使用と考えても良いですね。


そういうことも含めて、iP2600には見切りをつけて、独立インクタイプのものを購入したほうがよいだろうと思います。


この機種の唯一のメリットは、ヘッドトラブルがあった場合に、インクを変えると直ってしまうと言う点だけです。
ただし、両方のインクを交換すると、修理代金と差がほとんどありませんので、メリットは時間の差程度になってしまいます。
個人的な意見ですけど、かなり割り切らなければ使えない機種と思います。