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LDの画質は、DVDを上回る高画質なので、DVDにするためにDVDレコーダーのHDDにキャプチャした時点で劣化しています。
LDは１秒間に30コマありますが、HDDにキャプチャした時、MPEG2記録となり、ちゃんとしたコマは１秒間に２コマしかありません。間引いた残りのコマは、計算上導き出されたコマで、これが画質劣化と残像が見える原因です。

今お試しになっている手段では、残像が出るのは避けられません。1秒間に２回以上大幅に画面が変わる動画にはMPEG2は非常に弱いのです。今記録レートが８Mbｓという事ですと、DVD化を前提としたものだと思いますが、この場合、これ以上の画質向上は望めないでしょう。残念ですが割り切るしかありません。

今のデジタル画像を見慣れている人はそんなに違和感が無い様ですが、ベータやVHS時代にジョグダイヤル・シャトルリングを使って手作業で１フレーム単位でダビング編集していた世代である私にはどうにも我慢出来ないものがあります。

私はお気に入りのLDをデジタル化していますが、アナログからDV端子へ変換するユニットを介在させて、IEEE1394経由でパソコンにDV-AVIで記録しています。LDの記録は元々コンポジットなので、Ｓ端子を使うより黄色のＲＣＡ端子を使った方がいいです。１時間で13GBの容量を使いますが、これがベストだと思っています。MPEG2は非可逆圧縮なので、一度変換してしまうと間引いた部分は元に戻りません。このDV-AVIをマスター画像として、良質のMPEG2変換ソフトでMPEG2化、オーサリングしてDVDにしています。機材とソフトと設定によって、DVDレコーダーで作成するより画質のいいDVD-Videoに仕上がります。

私の経験では、LDの画質をほぼ保った状態で録画出来るのはDVレコーダー（DVカメラの外部入力録画でも可）とD-VHSのSTDモード（17Mbps）以上です。

不明な点があれば補足してください。