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音は知りませんが、遮音性に限って言えばＳＨＵＲＥだと思います。
ノイズアイソレーションというのは「雑音遮断」……要するに単なる耳栓です。
ただ、ＳＨＵＲＥに関してはその遮音率が高いのはたしかです。（後述のアクティブノイズキャンセルよりも中高音域には効果が高い）

同じＣＸシリーズということでＣＸ３００とＣＸ９５なら聴いたことがありますが（ＣＸ３００は持ってます）同じく持っているＳＨＵＲＥのイヤホンに遮音性では到底かないませんね。
ＩＥシリーズも遮音性は低いですし、ゼンハイザーはあんまり遮音性能には力を入れてないような気がします。

それに対し、電源が必要なノイズキャンセルは、正確にはアクティブノイズキャンセリングという、あえて騒音の逆波長の音を出して
騒音をかき消すという方式でして、ヘッドホンのプロセッサで音を作り出すという機能上、電源が必要、かつ走行音のような波長が長く断続的に続く低音には効果大ですが、突発的な高音＝会話音は苦手です。
また、遮音性能も９９パーセント、などと書いてありますが、デシベル表記に直すともっとも得意な低域で－２０デシベル程度なので、そこでＳＨＵＲＥとほぼ互角（かイヤチップによってはＳＨＵＲＥが上）。
耳栓は全域満遍なくカットなので（高音の方が元々通りやすいですが）全体的にみればＳＨＵＲＥの遮音性よりも低いです。
あと、家のように静かなところでは、曲間のホワイトノイズ（何も消してないときに出るヘッドホンの動作音）が結構気になります。
気にならないのはＢＯＳＥのＱＣくらいでしょうか。

ただ、大きな問題として、カナルイヤホン全般に遮音性の高さを耳の密閉度に頼っているので、少しでも動いたり、何かを食べたり、声を発したりすると非常に大きな騒音が出ます。
これはタッチノイズといって、洞窟の中で声を出すと反響して大きくなるのと同じような理屈で、耳の中でノイズが増幅されるのです。耳を指でふさいでその指を叩くと疑似体験できます。
耳の裏側を通してコードを回し掛けすることで低減は出来ますが、完全に消えるわけではありませんので、この音が気になる場合はカナルタイプは諦めた方が良いでしょう。

家での使用ということもありますし、ＰＣ動作音くらいなら音楽が鳴っていれば密閉型の一般的な耳覆いヘッドホン辺りでも十分にノイズは消せるので、カナルは耳が痛くなるという装着感のこともあって、個人的にはイヤホンから離れるのもありかな、と思いますね。
どのくらいの遮音性が必要なのかは、デシベル表記のボリュームがついたプレイヤー（たとえばFrieve Audio）などで検証してから考えてみるというのはどうでしょう。

長文失礼しました。