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CDとCDプレーヤーの歴史を考えれば比較的わかりやすいのでないでしょうか。CD(コンパクトディスク)はフィリップスとソニーが開発したものです。当然再生機器もフィリップスとソニーが先行主導していました。世界初のCDプレーヤーは1982年にソニー製から発売されフィリップスはその三週間後に発売しています。現在マランツやDENONのCDプレーヤーは国産では有名ですが、マランツはCDプレーヤー発売のころはフィリップスの傘下で、マランツブランドでも売りだされました。また、DENON(日立、ローディも)はCD開発の時代にソニーとともにかかわっていました。つまり、フィリップスとソニーがCD関連の技術を先行して持っていたということは間違いの無い事実です。ピックアップは現在でもフィリップス、ソニー製が多くて、国産品のピックアップはソニーかサンヨーが多いと思います。1990年代までは海外製CDプレーヤーもほとんどがなんらかフィリップスの力を借りていたはずです。また、フィリップスはCDメカにスイングアームという独自の方式を開発しました。LHHシリーズも全てこのスイングアームです。1985年にマランツ(実質の企画はフィリップス)からCD-34という世界戦略機がだされていますが(これも今もって人気がありますね)CDM-1という最初期タイプのスイングアームメカを搭載していました。。DACも有名で特にTDA1547(DAC7)はとても有名ですね。現在ではDACはバーブラウン社製が多いと思いますが、1980～90年代はフィリップスとソニーの独断上でした。国産のアキュフューズもこのころはソニーのピックアップです。そして、今は日本国内でフィリップス製のCDプレーヤーは発売されていません。でも、一時代を築いたフィリップスのものを今も求めて使いたい人が多いということです。私もQUAD67というフィリップスのCDM-4＋DAC7を搭載したCDプレーヤーを使っていますが、私はとても好きです。