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>HFI－７８０を愛用しているのですが、このヘッドホンに合うヘッドホンアンプはどのようなものがあるのか教えて下さい。>

■まず最初にヘッドホンはヘッドホン専用アンプが必要です。

ヘッドホンを駆動する為に、わずか数百ミリＷあれば良いアンプですが、その出来、不出来を決定する重用な事柄として、高精度で滑らかな可変抵抗、つまりボリューム。そして高品質な内部配線材やサーキット回路デザインが要求されます。何故ならヘッドホンはアンプの荒など瞬時に聞分けてしまうからです。

例えばスピーカーを駆動する百Ｗ級の大アンプの宿命は回路自身の残留ノイズです。 これにヘッドホンを直接繋いだとしたら、数百ミリＷと言う微小出力では、ボリュームで滑らかな音量調整は無理ですし、やもすると過大入力でヘッドホンを吹っ飛ばしてしまう危険性あり、更に回路残留ノイズが耳に付き音楽とノイズが同レベルの音量となってしまい音楽鑑賞ではなくノイズ干渉になってしまう。

●ですから、ヘッドホンアンプは微小出力だからこそ、音質に誤魔化し効かず、優れた回路設計と高品位で優秀なパーツが組み合わされる必要があって、高価なのです。

■ヘッドホンとヘッドホンアンプとのマッチングは大切です。

現代はウォークして音楽を楽しむ時代でポーダブルプレーヤーなど低電圧です。ですから内臓アンプは貧血状態でパワーを出せないばかりでなく、音質よりコスト重視問題が絡んでいます。
だから日本製のヘッドホンは音量を稼ぐ為にインピーダンス300Ω以下の製品が多いのです。 この組み合わせですと、粗悪な内臓アンプと感度ばかり高いヘッドホンだからノイズが耳につきます。 音質など糞食らえですね。

対比して、海外製品のヘッドホンは感度が低い500Ωからの製品で、その意図は、ある程度パワーと力量あるヘッドホンアンプ使用前提で、それは電源がしっかりしている据え置き型のヘッドホンアンプでアンプの増幅回路が電気効率により最も効率良く作動する出力で使用させる工夫の一つ、それが結果的、最も高音質で迫力あり臨場感も満点です。

その音質をアンプから引き出す為に海外メーカーはヘッドホン側で感度をわざと低く設定しているのです。 この組み合わせが功を奏すると、ノイズレスでとっても素晴らしい音質です。

●Head Box II 大変宜しいのではないでしょうか。

しかし愛用のヘッドホンを片手に持ち、販売店でHead Box II に接続して音質を確かめてからですよ。その他のアンプと比較されるのも有意義でしょう。