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プリンタの修理屋です。

まず、「Ｂ２００」と言うエラーですけれど、現在市場に出回っているキヤノンのプリンタでは非常に発生率が高いように思います。

昔のプリンタには、このエラーコードは用意されていませんでした。
おそらく、より高い安全性というテーマの下に、機械の異常を細かく検出するようにしたのでしょうね。
某国の○Ｇ電子の冷蔵庫の発火リコールの話もあって、こういう事は本来歓迎すべきことなのですけど、どうも真相はそうではないようです。
非純正インクを使ったときに、比較的過敏に反応するような仕掛けのように思えます。

非純正インクを使っていたのでしたら、自業自得という事になるのでしょうけど、今回は延長保証が利いたという事ですから、純正インクをお使いだったのでしょうね。

「Ｂ２００」エラーに関しては、私も非常に不満があって、こんなエラーの必要性があるのかという疑問があります。
他にも安全回路はあって、そちらで監視してもいいような気がします。
「Ｂ２００」で一番問題なのは、純正インクを使い続けても発生すること。
他のエラーに比べるとやや高い傾向にあるように思います。


メーカーとしてそういうデーターの集計はできていないと思います。
むしろ、発生するのは知っていても「微々たる物」と片付けているかも。
これはユーザーさんの動向の問題もあるでしょう。
故障したりすると、ネットに流れている都市伝説的な処置を試みて、失敗した場合メーカーの保証は利かなくなるということで、クレームの連絡もいれずに買い換えているのでは？

何もせずにあっさり買い換える人もいるかも知れません。

そういう情報がメーカーに届かないために、メーカーは「我が社の製品は、クレームも少なく市場で受け入れられている」なんていう勘違いをさせてしまうのでしょう。


個人的には、キヤノンもエプソンも大量リコールになりそうな故障がいくつかありそうな気がします。


そういう事はさておき、Ｂ２００の予防法ですけど、確実な物はありません。
今までの経験から、発生率が下がるであろうという事項はいくつかあります。

１．純正インクを使うこと
２．週に１回以上、何でもいいですから印刷をすること
３．インクの残量警告が出たら、停止するまで使わずに、早めに交換する

実は、私が使っているプリンタ（現在、４台ほど使っています）では発生したことがありません。
自分の使用状況を見ると、この３つの条件はあるだろうと思います。


Ｂ２００は細かい部位の指定はあるものの、「過熱」を検知したというエラーです。

１．と３．はオーバーヒートの防止にはなります。
２．に関しては関連性が分からないのですけど、Ｂ２００での修理依頼は全部使用量が少なかったです。
これに関しては、Ｂ２００の予防効果もあると思うのですけど、それ以上にインクの節約効果もあります。
経験的な話ですけど、こまめに使っていると起動時のクリーニングが非常に少なく、ロスが減りますし、印刷指示を出したらすぐに印刷が始まることが多いです。