311

view

Acer H5360BDはデータプロジェクターをホームシアター向けに使えるようにしたもので本来は会議などのデータなどを映写する用のものです。
それに対してdreamio EH-TW8000Wは完全にホームシアター向けのモデルです。
映像は明るさだけで決まるものではありません。
例えばコントラスト比を見ましたか？値が全然違うのが分かるはずです。
明るさはランプを強くすれば明るくできますがそれだけでは白い部分が飛んでしまいます。
これだけ見てもAcer H5360BDはグラデーションなどの階調表現は苦手だというのがわかります。
元々がデータプロジェクターですから階調表現より明るさを優先させているわけです。
それに対して8000Wは階調と明るさを両立させているということです。
映画にはどちらが向くか分かると思います。
また8000Wはフルハイビジョンパネル（1920X1080）ですがAcer H5360BDは1280X720です。
この解像度の違いはテレビでも37V型以上でははっきり分かります。
プロジェクターなら80インチ以上で使うでしょうから解像度の違いもはっきり分かります。
またAcer H5360BDは仕様書を見るとシフト機能がありません。
これがないとプロジェクターの位置を決める自由度がないです。
シフト機能はスクリーンに対してプロジェクターを垂直に映写すれば左右上下に映写方向をある程度 光学的にずらす機能です。
これにより普段邪魔にならない位置に設置することが可能ですがこれがないとちゃんと映写するためのプロジェクターの設置位置が限られ使わない時に場所的に邪魔になります。
プロジェクターは使うたびにセッティングするのは止めたほうがいいです。
やがて億劫になり使わなくなります。
いつでも使える状態に設置しないと使わなくなります。
ですのでシフト機能があっても使わない時は邪魔にならないとなると天井吊りになるわけです。
ちなみに私は天井吊りにしていますが自分で家の梁に直接荷重が掛かるように金具を取付けプロジェクターを設置しています。
部屋の大きさが11帖ぐらいあるなら映写に3mぐらいは取れると思いますから100〜120インチぐらいは映写可能と思います。
またスクリーンはちゃんとしたものを買われた方がいいです。
壁やそのようなロールスクリーンとは映りが違います。単なる白い紙ではないんですよ。
これも観るときにその都度用意しなければならないとなるとやがて億劫になり使わなくなります。
できるなら電動スクリーンで設置されることを勧めます。
それらすべてを私はやっていますがリビングでは昼間はキツいです。先には遮光カーテンや暗幕を取付けることを想定しています。
私ならAcer H5360BDは最初から候補から除外です。
ちゃんとしたものを選ぶなら8000W程度以上の値段が相場だと考えてください。
そうじゃないと「こんなもの？」とすぐに不満がでます。
私は音響や映像再生機器は別にしてプロジェクター絡みでプロジェクター本体、天井吊り金具、100インチ電動スクリーンで40万近く掛かっています。
これでもホームシアター用プロジェクターの導入としては安い方です。
ちなみに取付けや配線は全て自分で行っているため取付け費用は含んでいません。
プロジェクター本体でも最低でもフルハイビジョン対応で10万弱から型落ちなら新品であります。（3D対応ではないです）
最低でもこのレベルから考えたほうがいいです。