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■PE-321SW

まともに動いているのであれば、めっちゃくちゃラッキーですよ。このタイプのストロボの中では、抜群の性能を誇っているので、ちょっと慣れたら、思い通りの作品撮りができるようになるでしょう。現役のプロカメラマンが使っているくらいの大変良いものです。




▼CANON EOS Kiss X2でNational PE-321SWは使えるのか。

ＯＫ！ 楽しんでください。


▼未対応と表示されるが、使用してもいいものか。

「E-TTL II/E-TTL自動調光」では、動かないよ！ というだけです。ご安心ください。
これは、キヤノンのカメラに、キヤノン製品以外で、しかもデジタル対応じゃないです！という表示です。



■では、使うとどうなるの？という疑問に行き当たると思います。

そのまえに、純正の「E-TTL II/E-TTL自動調光」だとどうなるか。
自動調光の場合、まず撮影する前、接続した時点で、ISO感度や、シャッター・絞り、レンズの画角などが伝わるんですが、そのへんが、すっぽりなくなります。また、撮影中は、光量がちょうどよくなるかどうかの制御も行います。

それ以外の場合。
カメラから、発光のタイミングだけが出力されます。いたってシンプルです。スタジオで大型ストロボをつなぐ場合も発光タイミングだけですから、作品を撮るなら、むしろこっちが普通なのかもしれませんね。


■National PE-321SW について

まず、背面の操作パネルについて、各部の説明をしておきます。

左上「E-SAVE」 OFFで。 利用間隔が長いとき自動オフにして節電するときはONにします。
右上「FLASH-MODE」 発光部を2つとも光らすか、上の本体だけにするか選べます。

中段「ISO/ASA」 カメラのISO感度を入力します。ボタンを押すごとに１００→２００→４００とか切り替わります。
中段「LIGHT」 パネルが光ります。暗いときに設定を見るため。
中段「F」 外交オート時のＦ値（絞り）指定。

左下「AUTO-MANUAL-DA」
AUTO 普通の外交オートというモードです。
MANUAL 発光量を手動選択で固定します。
DA 逆光時の外交オートという風変わりなモードだったと思います。

右下「電源スイッチ」 ONが2種類で、充電中などに音が鳴るかならないかです。

根元の赤いボタンは、テスト発光スイッチ。押すとストロボが光ります。


■外光オートで使うときに設定する手順。

＊ カメラの設定詳細は省きます。
露出モードは、Ａｖ絞り優先、Ｍマニュアルが相性良いです。
ＩＳＯ感度は、オートでは使えません。
慣れるまでは、１００・２００・４００・８００ぐらいで使ってください。

サンプルとして、カメラでは、「ＩＳＯ４００・Ｆ８絞り優先Ａｖ」にしたとしましょう。


（１）PE-321SWの設定

左下「AUTO-MANUAL-DA」は、左端のＡＵＴＯに。
右下「電源スイッチ」 ＯＮのどちらでもＯＫです。

中段「ISO/ASA」
まず、感度を設定します。
カメラで決めた数字をストロボにも教えます。
何回か押していると４００になると思います。

中段「F」
次に、カメラで決めた絞り値を、設定します。
こちらも押していると「Ｆ８」になるかと思います。

コレで準備終わります。


（２）PE-321SWのパネルの見方
表示パネルの上には、なんか数字の羅列があって、バーグラフみたいになっています。
これは、ストロボ光が届く範囲を示しています。

おおよそ１０～１５ｍぐらいまで光が届く。というような感じで出ているのではないかと。


（３）PE-321SWの発光部分を引っ張る

お気づきかもしれませんが、発光部（ヘッド）が、引っ張ると伸びます。
伸び縮みさせることで、光る範囲を広げたり狭めたりします。
狭まると、光が真ん中に集中しますので、光を効率よく遠くに届けることができます。
広げるとバランスよく満遍なく光りますが、遠くには届かなくなります。

引っ張ると、（２）のバーグラフの表示が変わりますよね？

これは、レンズのズームにあわせて、伸ばしたり引っ込めたりしてください。
なれないうちは、一番縮んだ状態でもＯＫです。


あとは、カメラのシャッターを押すと、ストロボが自動判断して、ちょうど良い光を出してくれます。