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先ずは、ダブルズームキットを使って実践して、ダブルズームキットを使いこなす事を考えましょう。

「本に書いてあった」という事ですが「マクロレンズ」というのは、小さな被写体に近づいてアップで写すなど、近距離の撮影で高い描写性能を発揮するレンズで、小さな被写体に近づいてアップで写す場合に非常に操作しやすく便利なように作られているものです。現代のマクロレンズは普通の風景や人物などの撮影でも優れた描写性能を発揮し、大いに活用できます。
しかし、人物や風景がメインなら、わざわざ出費してマクロレンズを用意する必要は有りません。
花や虫を撮る機会が多いなら、マクロレンズを視野に入れれば良い事です。

「広角レンズ」とは、広い範囲を写し込む事の出来るレンズで、例えば風景や集合写真などでは良く活躍するレンズです。kissＸ3を含む最もポピュラーな規格のデジタル一眼レフ(APS-C規格デジタル一眼レフ)では概ね24㍉より「○○㍉」の数字の小さいレンズが広角レンズになります(カメラのレンズは「○○㍉」の数字が小さいほど広い範囲を写す事ができ広角、○○㍉の数字が大きいほど写る範囲が狭く、遠くのものが大きく写ります望遠)。kissＸ3のダブルズームキットの標準ズームである18-55㍉は広角レンズの域をキープしておりますから、18-55㍉は広角レンズの役割も果たします。
先ずは、18-55㍉の広角域(18㍉から24㍉域まで)で撮影してみて、広角レンズの世界を実感してみてください。
別途に広角レンズが必要なのかどうか、そして必要なら、どんな広角レンズが望ましいかは、18-55㍉の広角域を使ってみて、何が不足と感じるかによって変わってきます。
例えば、もっと広い範囲を写したい場合が多いなら、18㍉より「○○㍉」の数字の小さい域のレンズを用意するのが良いという事になるます。
建物や棒などが歪んだり曲がったりするのを避けたいのなら(ズームレンズの広角域は宿命的に建物や棒などが歪んだり曲がったりする歪みが生じる)、ズームではない広角レンズ(○○-○○㍉というように○○㍉の数字が変化せず、写る範囲の変わらない広角レンズ)を用意する事になります。
また、明るさに恵まれない条件での広角撮影が多い場合なら、「○○㍉・F○○」の「F○○(絞りを最高に開いた絞り値の数字)」の数字の小さな広角レンズが必要になります。(「○○㍉・F○○」の「F○○(絞りを最高に開いた絞り値の数字)」の数字の小さなレンズほど明るさに恵まれない条件での撮影に有利になるからです。)
以上は、これはほんの一例です！

「本に書いてあったから広角レンズが欲しい」ではなく「18-55㍉標準ズームの広角域では○×が物足りなく不足するから、別途の広角レンズが欲しい」というのなら、具体的な方向が見えてきます。


先ずは、ダブルズームキットを使って積極的に実践しましょう。
レンズの買い増しは、そこで何が不足して、何が必要であるかがハッキリしてから決めましょう。


●kissＸ3のダブルズームキットのレンズについて

(1)18-55mmレンズは「標準ズーム」と言われる種類のレンズで、日常的に多用する画角(写る範囲の広さ)である広角から標準、そして望遠効果の小さい中望遠までをカバーするレンズです。
日常的なスナップ写真、一般的な風景写真など、通常で最も使用頻度が高いレンズです。

(2)55-250mmズームは、画角(写る範囲の広さ)が狭く、離れた被写体が大きく写る「望遠レンズ(望遠ズーム)」です。
主な目的は「離れた被写体を写すためのレンズ」でありますが、上手に運用すれば遠くの被写体の撮影だけではなく、望遠レンズ特有の描写を表現に活かした写真を撮る事ができます。
室内スナップ撮影などには適していませんが、スポーツ、運動会、遠くの風景、近づけない被写体などの撮影に威力を発揮します。