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キルナには2011年3月ですがオーロラを見に行った経験があります（Camp Ripan泊）

１．撮影の前に・・

1)オーロラは弱い光なので街明かりが邪魔です。できるだけ無用な光が入らない場所を探してください

2)撮影した写真がうまく撮れているかどうかチェックするためにできればパソコンあるいはタブレットを持参すると便利です

①について

オーロラは全てマニュアル撮影するのが普通です。すなわちピントは無限遠にテープで固定し、露出（シャッター速度、絞り、ISO）も手動でトライアンドエラーで選択します

このうち絞りはレンズの開放値（一番小さな数字＝3.5）、ISOは1600くらいとし
残るシャッター速度はオーロラの明るさによって最大30秒まで変化させます。
明るいオーロラであれば5秒程度、暗ければもっと時間を長くします

オーロラは空いっぱいに広がりますし地上の風景を入れたほうが写真としても美しいのでズームはワイド端（18mm）で使ったほうがよいでしょう

②について・・・

私自身は人とオーロラを写した経験は乏しいですがオーロラツアーの記念写真では①の条件でオーロラ撮影時にLEDライトを数秒顔に照射して撮影しています

9月のキルナは東京の寒い冬程度の気温なのでそれほど防寒に気を使う必要はありませんが電池の予備は多いほうが安全です

こちらにオーロラ撮影の基本があります。ぜひご覧ください（フィルム設定になっていますがデジカメでも同じです）
http://auroranavi.com/auroranavi/howtophoto.html

１について補足
モードはＭ 、フォーカスはMFで無限遠（できればライブビューで調節してください、事前にレンズの無限遠のところにマークしていくのも有りです）
絞りやシャッター速度,ISO感度の設定は上記サイトでご覧ください。ただし相手は自然現象ですから これで撮ればOKというものではありません。臨機応変に対応してください。
寒いのでバッテリーの消耗が非常に激しく、ときによっては数枚撮れば消耗する場合があります。予備バッテリーは多いほど良いのですが、肌に触れるところで暖め使う直前に出す、カメラをホカロンなどで暖める（上に載せるだけでも多少違います）などの対策があれば多少長持ちします。
暗い場所での操作や手袋をしての操作を練習していきましょう。何かを落としたりしても明かりを点けると他の方の迷惑になります。

２について
バルブや10秒以上の長時間露出のあいだにストロボを光らせれば良いです。
カメラが2台あって、1台はオーロラ撮影しています。そこへ入って別のカメラでストロボを光らせるだけでもかまいません。でも他の人がいないところで撮らないときわめて迷惑です。

ビルの夜景などを撮りにいき、実際にどう写るか、三脚のがたつきやシャッターを押したときのミラーショックなどどうなるかを事前に実験して操作に慣れておくのが一番良いです。