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しかし、凄いカートリッジとヘッドアンプを入手したのですね。
カートリッジのオルトフォンＭＣ５０００は当時３０万円、パイオニアH-Z1も当時23万円と破格のものでした。特にオルトフォンのＭＣ５０００はバブル時代のさ中に発売された時は鳴り物入りで高く評価されましたが、バブル崩壊後すぐに
発売が中止になりました。

パイオニアのヘッドアンプは、純粋無垢の音作りを目指したもので、ＮＦＢを使わない「無帰還」方式のアンプで、パーツや作りにこだわり、高いコストをかけた代物です。
無帰還方式のヘッドアンプは、色付けの無い純粋無垢の音が楽しめるので、カートリッジの裸特性が活かされるのです。

量感に欠けるようですが、ＭＣ５０００の適正針圧を知ってますか？
ＭＣ５０００は今から２０年程前に販売された製品なので、取説はあるのでしょうか。
オルトフォンＭＣシリーズは、ハイテクを駆使した製品で、セラミックケース、サファイアパイプのカンチレバーなどハイテクの最先端だった製品なのですが、適正針圧は異例のＳＰＵシリーズ同様の『2.5g』と重いのです。
当時2.5gの針圧は当時非常に話題となりました。ワイドレンジ再生カートリッジは、軽針圧が主流だったのに、ＭＣ５０００は適正針圧2.5gの針圧で軽針圧カートリッジのない量感と繊細さを両立させました。針圧が重くても80khzまで再生する能力は驚異的です。
もう一度針圧が合ってるか、確認してください。

オルトフォンは、デンマークで生産されてるのはＳＰＵシリーズだけで、ＭＣシリーズやＶＭＳは日本製ですよ。