2228

view

Ｇ－１０では、所詮無理な相談です。
背景が綺麗にボケるためには、写真のカメラでも共通して言えることなのですが、被写界深度の浅い映像をつくる必要性があります。
被写界深度－参考
http://www24.big.or.jp/~antares/photo_gallery/camera/camera3.html

しかし、被写界深度の浅い綺麗なボケ映像は、
１．焦点距離の長い望遠レンズを使う
２．被写体と背景の距離よりも、被写体とカメラの距離を極端に短くする
３．明るいレンズを使い、その絞りは最大限に開く

この3つの要素の組み合わせがないとできないのです。

しかし、撮影の条件によっては、そのようなシチュエーションが作れない場合が多いのです。
でも望遠ではなく、以上に述べたような条件でもないような状況の映像も、よく目にしますよね。
たとえば
http://www.youtube.com/watch?v=G5_heBaxkA8

この映像は1.2.3の条件でもありません。
撮像子の大きいカメラでは、必然的に被写界深度が浅くなります。
ＶＧ２０のようなカメラ、もしくは一眼レフカメラの動画機能を使えば、簡単にボケ味の美しい映像を撮ることができます。
(これらのカメラと1/3インチのG-10の撮像子の面積比は、6-10倍以上も違うのですから、所詮無理と申し上げたのです)

－－－－－－－－
そんな中で、あえてG-10で撮影する場合は

1.絞り優先の手動設定にし、絞りをいっぱいに開く
2.ズームを望遠いっぱいにし、背景と被写体を離すと同時に、その範囲で撮影できる被写体の撮影位置にする。
3.明るい場合は、外付けのNDフィルターを装着して、めいいっぱい絞りを開ける状態にする

が精一杯の方策です。