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モニターで表示された色とプリントの色を合わせる為にはキャリブレーションというステップが重要になります。

まず、モニターですが発色性能、階調表現の正確なものでないとキャリブレーションしても正確にはなりません。
ナナオや三菱のそこそこ値段のするものでないとこの辺りの性能は出てない事が多いです。
ノートパソコンやセット販売のモニターでは正確な色、階調表現が出来てないものがほとんどです。
（最低限、ナナオや三菱の3，4万クラスです）

キャリブレーションですが専用センサーを使った機械的キャリブレーションと目視の手動キャリブレーションが有ります。
機械的キャリブレーションはセンサーとソフト任せに出来る反面、コストが掛かります。
手動の場合は人が目で見て判断する為、人によって精度のばらつきが出てしまいます。
プリントまできちんと色を合わせたい場合は機械式でプリントまで対応した機械式の方が簡単です。
機械式キャリブレーションセットは3万前後から有りますがプリンターまで対応してるかどうか確認が必要です。

機械的キャリブレーションするとカラープロファイルという設定が新たに作られるのでそれをモニターのプロパティ、色の管理の項目で適応する事でキャリブレーションが完了します。
（機械式の場合、大抵はソフトが自動で設定してくれます）
プリント用のカラープロファイルも同様に新規作成されるのでプリンターのプロパティで設定します（されます）。

現状の確認としてモニターやプリンターのプロパティでカラープロファイルが設定されてないとすると正確な色は出てないと思ってください。

SPPの設定ですが出力設定の項目でカラースペースがsRGBになってるかどうか確認してください。
adobeRGBはプロ用途の特殊設定なのでキャリブレーションも含めてモニターやプリンタがadobeRGBに対応しててさらに個別の設定がきちんと出来る場合でないと正確な色が出せません。

tiffデーターをプリントするソフトもphotoshopなど画像処理ソフトを一段介して最終調整できるようにした方が扱いやすくなります。
SPPからのダイレクト印刷やwindows標準のソフトではプリント色の微調整ができませんしキャリブレーションしてプリンターのカラープロファイルが正しく設定されてないと色は合わないです。
photoshopなど色の微調整が出来る画像処理ソフトを使う事でプリントの色を手動で合わせる事も可能になります。

プリントする用紙のタイプによっても発色や階調表現が違ってくるので注意してください。
（キャリブレーションする時にメインで使用する用紙を使ってください）

使用するインクもリサイクルタイプでは正確な発色は出来ないので純正で賞味期限の過ぎてないものを使用してください。
（賞味期限も結構重要です）

RAW現像をする場合、最低限、発色性能、階調表現が正確なモニターを使う事が必要ですしプリントまでの色合わせもキャリブレーションをしないと合わないのでその辺りにコストを掛けてみてください。

キャリブレーションで検索するともっと色んな情報が見つかるので参考にしてみてください。