223

view

【はじめに】

デジタルカメラとフィルムカメラは抜本的に性質が異なるものであり、現在の「デジタル対応のフィルム・デジタル兼用」と呼ばれるレンズ(シグマの場合はDGレンズ)や、「デジタル一眼レフ専用レンズ」(シグマの場合はDCレンズ)は、デジタル一眼レフに使用するのに考慮した設計やコーティングがなされています。

デジタル一眼レフが普及する以前に設計されたレンズは、もちろんデジタル一眼レフでの使用を考慮した設計やコーティングになっていません。
そのため画質の鮮度などに遜色が見られたり、甘い描写になったり、フレアーという光のノイズが発生しやすいなどの問題が出る場合があります。
特に逆光では注意が必要であると言えます。
但し、レンズによって、これらの点の程度や出方は様々です。

デジタル一眼レフに、デジタル一眼レフが普及する前の時代に設計されたレンズを使用する場合は、単焦点レンズならデジタル対応の現代のレンズよりも切れ味には乏しいケースが多いものの、比較的問題なく使用できるものが多いです。
ズームレンズ(特に普及型の安価なもの)の場合では、デジタル一眼レフに使用すると明確な画質のハンディが多くの場合に見られます。


シグマのデジタル対応レンズは、フィルム一眼レフ・フルサイズデジタル一眼レフ・APS-C規格デジタル一眼レフの3者兼用レンズの場合はレンズ名に「DG」の文字を含み、APS-C規格デジタル一眼レフ専用レンズの場合は「DC」の文字を含みます。

したがって「DG」の記号の意味は「デジタル一眼レフに使用した際にもフレアーなどの少ない高画質を可能にするためのコーティング等を施した、フィルム一眼レフ・フルサイズデジタル一眼レフ・APS-C規格デジタル一眼レフの3者兼用レンズ」という意味です。

デジタル一眼レフに使用するためには「DG」の方のご購入をオススメいたします。