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●状況
・アイドリング時，車体がガクガク振動 （エンジン出力が低下している感じ）
・車両 ＝ 三菱コルト （走行距離 7万キロ以下，車両の状況は悪くない）

●原因推定
下記が要因として考えられます

・エアコンECUの不調
・ISCV（AAC）バルブの不調
・冷却ファン（コンデンサ・ラジエータ・ファン）の不調

では，以下に詳しく説明いたします。

●エアコンECUの不調
オートエアコンの場合，エアコンECU（電子制御回路）は自己診断が可能です。信頼の置けるディーラなら簡単にチェックできますので，ディーラにご相談下さい

●ISCV（AAC）バルブの不調
アイドリング時は，補機の駆動力負荷が相対的に大きくなるので，アイドル回転数を補正する必要があります。これがISCVです。
次の手順で確認して下さい。

・エアコンスイッチをOFF
・ブレーキを踏んだ状態で，変速機をNレンジ→Dレンジ ==> エンジン回転数が550rpm以下に低下すると，ISCVの汚れです → 信頼の置けるディーラに持ち込みましょう

●冷却ファンの不調
コンデンサ（エアコンの室外熱交換器）やラジエータを冷却するために電動ファンがあります。アイドリング時は，走行風がないので，エアコンとしては負荷が一番大きな状態になります。つまりエンジンへのコンプレッサ負荷は，アイドル時が最大です。この負荷を軽減するため，冷却ファンを稼働し，コンデンサ内の高圧冷媒をよく冷却し，冷凍サイクルの圧縮比を低減し，コンプレッサ負荷を低下させます。
冷却ファンのモータの不調が考えられますが，それ以外に下記があります。

・エアコンの高圧側スイッチ（センサ）の不調 … 高圧側圧力が17キロ異常になるとファンが稼働（あるいは高風量で稼働）
・冷却ファンへの配線の不具合 … 走行中は走行風で何とか冷える

→ アイドル時，冷却ファンの回転数（だいたい2000rpm）以上であれば，良いのですが，回転数が低いときは，ディーラへ

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。