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Ｒ2が失敗したために、急遽作られたことに間違いありません。

Ｒ2は当初の販売目標は月8000台でしたが、実際の成績はその半分以下にしかなりませんでした。

プレオはＲ2より何年も前に登場した車で、Ｒ2の登場により主役の座を降りて、徐々にフェードアウトするはずでした。
実際Ｒ2と入れ代わりにバリエーションは大幅に整理され、主力だったマイルドチャージ仕様は、一度カタログからは消えたのです。

ところが上記のＲ2の不振を受けて、マイルドチャージ仕様が復活するなど、再び表舞台に上げられ、延命が計られました。

この時まだステラの計画はスタートしたばかりで、全く世に知られていませんでしたから、一度縮小したプレオに再び光を当てるというちぐはぐな動きを、いぶかしく思ったことを、はっきりと覚えています。

つまりはＲ2の失敗のため、当初計画になかったステラを急遽開発することになり、予定変更してプレオを長く引っ張ることで、ステラの開発に必要な期間をしのぐことになった、これがこの3車を巡る一連の経緯です。

ステラは歴代スバル車の中で最短の2年あまりの開発期間で、仕上げられたといいます。
そのため、他の車の開発スケジュールを変更してまで、最優先に突貫作業が行われたとも伝えられています。
スバルがＲ2の失敗で、いかに慌てたかがよくわかります。