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現行型（２代目）ＡクラスのＷ１６９が採用しているＣＶＴ
当初は従来のＡＴと同様にＡＴＦ（ＣＶＴＦ）は無交換が指定でしたが
現在では６万ｋｍ（又は５年）での交換を指定（推奨）しています。
・・・から交換時期ではありますが・・・

正規ディーラーで指定されたのでＣＶＴＦを交換した・・・
のに不具合が出た・・・との事例/報告は少なくないですね。

メルセデスケア期間内（～３年）又は延長保証期間内（～４年～５年）
ならば交換整備に伴う不具合の場合には保証されますが・・・

現在、保証期間が残っているのであれば・・・
交換後の不具合発生までの期間/距離（～１ヶ月/～１０００ｋｍ）程度の
余裕が残されている・・・のならば、交換作業をしても良いかと思います。
保証期間の残りがギリギリの場合には・・・交渉次第となりますが・・・

交換に伴う不具合/トラブルは・・・
バルブボディの細い油圧制御通路やソレイドなどにスラッジや金属粉が詰まる
などの事例が多いので、ＣＶＴＦ交換は同時にＣＶＴＦフィルターの交換と
バルブボディの洗浄を同時に受けるのがトラブルを予防/低減する為には
必要な整備内容かと思いますよ。
学習機能のリセットと制御プログラムのアップデートは・・・多分してくれる
でしょうけども・・・

交換は交換作業後の不具合発生の可能性が低くないコトと
その場合の保証問題を考慮すれば正規ディーラーでの作業をお勧めします。

ＣＶＴＦ無交換だった場合は・・・
現時点で滑り、微振動、異音やなどが出ていなければ・・・
極少量を抜き取り、目視でスラッジや金属粉の混入具合を見て
新油と比較しての粘度を比較してみて
ＤＡＳ（診断機）でＣＶＴＦの実測値をモニタリングしながら試乗して
ＣＶＴＦ温度が異常高温値になっていなければ（＝劣化していなければ）
早急に交換する必要は無いかも？・・・

都心部など渋滞と信号による発進～停止が多く、平均速度も低く
走行風による冷却が期待できないシビアコンディションに相当する場合には
ＣＶＴＦの劣化は早く、指定時期（距離）で交換をした方が良いかも・・・
半面で地方/郊外でストレスのないような走行状況が多い場合には
ＣＶＴＦの劣化は少ないかと思われるので、交換時期を延ばしても・・・
あと何年乗り続けるのか？あと何ｋｍ乗る予定か？との天秤も・・・
まだまだ買い換える予定は無ければ交換した方がもちろん良いです。
無交換でも・・・直ぐに壊れるとは思えませんし、寿命が極端に短くなる
とも思えません・・・それらよりも走行（利用）状況や取り扱い方の方が
機械の寿命や故障発生には深く関わってきます。

無交換のままよりも、交換した方が「良い」と言えるが・・・
同時にフィルターなどの交換をしなければ・・・
「しなかった方が良かったかも？」となるかも・・・。

交換に際しては、担当者に「ＣＶＴＦ交換後の不具合が多いそうですね？」
と切り出して、もしも自分にも不具合が出てしまった場合の保証問題に関して
ある程度の交渉・約束を取り付けておくのが宜しいかと思いますよ。