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＞カメラ自体の機能より、動画機能が更に進化をとげるだけなのでしょうか？＞どうしてカメラにビデオが必要なのでしょうか？＞今後カメラ業界はその方向に向かっていくのでしょうか？ Ｄ３００ｓについては、諸先輩方が、良い回答をされておられるので、それに準じます。 カメラの動画機能ですが、もう一つの方向性として、銀塩時代のフラッグシップ機の交換式ファインダーを意識していると思います。ニコンＦやＦ２、Ｆ３～Ｆ５までは、アクションファインダーが設定されていました。このファインダーを使用すると、カメラから離れた位置でもファインダーをチェックすることができ、全体を見渡しながら撮影しないといけないようなスポーツ写真の撮影には重宝しました。 デジタルカメラの時代になって、画像センサにダストが付着しやすいとの理由でウエストレベルファインダーやアクションファインダーなどの交換式ファインダーは廃止されたようですが、やはり使ってみると便利な分野がありますので、ライブビューが、その代役になる可能性があると思っています。ＡＦをどうするか、どの程度、応答速度を速くできるかが技術課題だと思っていますが、別にカメラメーカーに確認したわけではありませんのでライブビュー採用の真相は不明です。 実のところファインダー交換式というのは、たいへん魅力があり、先般、ニコンにＤ３あたりをベースに、ファインダースクリーンとプリズムの間に１ｍｍ程度の厚みの保護ガラスを入れてホコリ除けにし、平板式のホログラムレンズをプリズム直前にコンデンサーレンズとして入れて倍率調節ができるだろうということで、ファインダーを交換式に改造して欲しいという内容の要望書を、こちらから図面を起こしてメーカーに聞いてみましたが、ボデイシェルの強度の関係で改造どころの騒ぎではないですよ、とのコメントがありました。ボデイ強度が．．．というコメントがあったということは、メーカーのほうも、やってみたけど．．．というニュアンスなので、もしかしたら当方の要望書にかなり近い試作機があったのかもしれません。個人的には、Ｄ２やＤ３というのはＦ５ベースだったのではないかと思っています。行き着くところは、動画は、静止画の連続したものですから、動画ベースで静止画を作成するような時代になると思います。そのときの技術課題は高速シャッターに通じる「瞬間静止能力」ではないかと思います。ファインダーを電子化して交換式にし、昔のアクションファインダー的な使用形態で、動画と静止画が同時に得られれば、報道の世界は劇的に変わるのではないでしょうか。