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だいぶ昔ですが、CMOSはCCDに遠くおよばないといわれていたこともありました。最近はCCDでもCMOS、特にどちらがどう優れているということは非常にわかりにくくなり、搭載している本体や制御によって大きく違っていますので気にしなくてもいいのではないでしょうか。ちなみにM9の後継のMはCMOSです。M9に比べて画素数が多くなることもありますが、CCDからCMOSになることによるデメリットは最小なのでしょう。

モノクロームはM9と基本的に同じCCDです。私はM9-Pを使用していますが、特別上手なわけではないですし、自慢できる写真があるわけでもありません。そもそも自己満足のために使っているわけですが、レンジファインダーは撮影のための操作が面白くて使っています。出来上がった写真の善し悪しだけを考えるのであれば、それは多くの場合でAF一眼を使った方が有利な場合がありますが、それでもレンジファインダーを使うのは、ピント合わせをしながら出来上がりを想像しつつシャッターを切る。この一連の動作が楽しくてライカを使っています。

折り紙付きの下手くそでもなんでもいいと思います。上手である必要なんかないでしょう。ライカはステータスだという人もいますが、そう思わずに使うのであれば、それは楽しむための道具だと思えばいいわけで、楽しめばよいのではないでしょうか。

でもライカの不思議な部分は、レンズ沼に引き込まれる方が多いということです。不思議な魔力を持っていますので、注意しないといけません。50mmだけでも4種類ありますが、どれも個性的で、ノクティルックスを買ってもそれに満足して他を手放そうとは思わない部分が、ライカの不思議な部分です。