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はじめまして♪

大急ぎ回答のdummsugareさん のおっしゃる通りです。

御質問者様は『「PHONO」レンジは』と表現されていますが、どのくらい「レンジ」が違うのかはご存知でしょうか？

信号レベルを電圧で表現した場合、PHONOでは５mV（MM用）か、0.5mV（MC用）という信号を扱います。
AUX、TUNER、TAPEやCD入力等の通称「ラインレベル」では、0.5Vrmsから2Vppまでを基準とします。

ラインレベルで数字だけ見れば0.5と２なので４倍の差がありますが、平均値のrmsと瞬間最大値のppという部分も有るので、実用上では２倍程度しか差が無い、とも言えます。

さて、PHONOの部分ですが、大きい方のMM仕様だとして、５mV=0.0０5V という信号を扱います。
つまり、１００倍に増幅する、微小信号専用の回路が付いている、という事です。
（MC対応なら、更に１０倍、１０００倍の増幅）

さらに、具合が悪い事に、アナログレコードは音を溝に刻んで再生しますが、低音域は振動幅が大きく成るので記録時に弱めて、高音域は振動幅が小さく成るため拾いにくく成ることから記録時に強調しています。
どの程度の強調と弱め方か、と言いますと、中音域の基準に対して低音域の一部は1/100に、高音域では１００倍に。
PHONO端子に繋がっている回路には、この部分を元に戻す、イコールにする為のイコライザー回路が存在します。
中音域に対して低音域は１００倍に、高音域は1/100にする事で、音質的にラット化が出来るように成っています。

基準の中音域で１００倍なのですから、高音域なら１００倍×1/100ですが、低音域は100倍×100倍という過大な増幅を行なっています。
こんな入力端子に、そもそも１００倍の信号を突っ込むと、DVDの出力最大が２Vであれば高音域は２V、中音域は２００V、低音域は２００００Vっていう信号が、、、出る訳は無い。出る前に回路が壊れるのは想像する前に理解出来ますようねぇ。。。

微小信号専用の回路ですから、過大入力（基準の数倍じゃなく、１００倍や１０００倍）ですので、壊れない方が不思議なくらい。

ライン入力系の接続数が不足した場合は、セレクター（単なる切り替え機）等を利用してください。

ところで、NS100Mとは、渋いですねぇ。
有名な所では１０００と１０ですが、１００は本当に隠れてしまった型番です、しかしこのスピーカーは見た目や当時のヒット性のインパクトが少なかっただけで、名機に間違いの無い製品です。
アンプの方は非常にヒットして数的にも売れた製品ですね。

アンプを壊し、過大出力でスピーカーまで壊す、なんていう最悪な事故だけは避けて下さい。

日本のオーディオ文化史に残せる機器ですから、絶対に壊さないように、という気持ちが、
「大急ぎ回答のdummsugareさん」の表現です。