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８６の歴史に関しては、
８６と言うのはＡＥ８６という型式であり、車名ではありませんでした。
車名はカローラレビン、スプリンタートレノであり、その中で１６００ｃｃの
ツインカムエンジン搭載車の型式が８６なんです。
それがいまや車名になって復活したわけですが、その経緯を書くと面白い
と思います。
背景には「軽量小型ＦＲ車でリーズナブルな価格設定の車」というのが
重要なポイントです。若者が手軽に変えていじれる車。ドリフトの練習に
ピッタリな車。こういう価値観の車が現在はありません。
私が免許を取った２７年前は現役で販売されていましたが、モデルチェンジ
でＡＥ９２型となったレビン、トレノがＦＦになったということが８６人気に火が
ついた最初の要因です。中古車でよく売れていました。若者はＦＲを求め
ました。
その後、ドリキン土屋がメディアへ「ＦＲ最高｣のメッセージをおくり、
「イニシャルＤ」という漫画が人気に止めを刺しました。今では街中に
「藤原とうふ店」の看板をつけたパンダトレノが沢山走っています（笑）。
大排気量、大パワーの車を１６００ｃｃの車で負かせる事の痛快さが人気
の原因だと思います。
もはや、「レビン」や「トレノ」という名前は忘れ去られようとしていますが、
「ハチロク」と言う名前はみんな知っています。そしてとうとう本家のトヨタ
が｢ハチロク｣を車名にしてしまいました。
そういう意味ではとても面白い歴史を持つ車だと思います。
こういう流れをパワーポイントを使って時系列で追っていくと、とても解り
易く、かつ面白いと思いますよ。
私も完成したパワーポイントを見てみたいです。がんばってください。