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●CONSULTでの診断
ディーラにて，診断機のCONSULTⅡを使うと，たとえば下記がわかります

・エアフローメータ … 空燃比がずれて（特に希薄側に），失火
・水温センサ … 可能性は低い
・スロットルセンサ … 可能性は低い
・O2センサ … これも空燃比ズレ
・ノックセンサ … 可能性は低い →
・POSセンサ … クランク角ポジションセンサ
・PHASEセンサ … 気筒判別センサ
・車速センサ … 可能性は低い
・AT通信センサ … 変速制御がおかしくなり，エンジン側トルク不足に（でも可能性低い）
・オーバーヒート … 可能性低い
・点火信号 … 点火しない
・学習制御値 … 異常な制御値は記録されています

ただし走行時しか再現しない現象もあり，原因がつかめない場合があります。そこで走行中の状況を調べておきましょう。

なおリレー類の緩みの可能性もありますので，ディーラで調べましょう。

●走行中の状況
下記のいずれの現象かを調べましょう。下記の可能性をはじめに知っておくと，現象を特定しやすくなります。

・エンジン停止時，ガクガク振動が2～3秒間ある → 燃料噴射系，空燃比制御系が怪しい
・車両にG（加速度）がかかった状態でエンスト → 燃料タンク内のインタンクポンプの故障（詰まりが多い）
・ゆっくりエンスト（しだいに力がなくなる感じ） → 点火系
・アクセルペダルを戻すときにエンスト → エアフローメータかスロットルセンサ
・アクセルペダルを踏み込むときにエンスト → 燃料噴射系，空燃比制御系

●リコール情報とディーラ
現在，フーガのエンストについての情報がありませんが，念のため，ディーラに相談しましょう。いずれにせよ，非常に危険な状態なので，信頼の置けるディーラでの故障診断と修理をお願いいたします。ディーラによっては，部品交換ばかりおこない，ちっとも修理できないことがあります。このため修理内容を必ずメモしておき，不要部品の交換がおこなわれたときは，ディーラに相談しましょう。またこの場合の対応が悪いときは，お客様相談室に連絡してください。

●ご自分での修理は？
以前は，ISCVなどをご自分でクリーニングされる方もおられました。しかし現在のクルマでこのような修理をされると，保証が切れる可能性があります。このためご自分での修理はお奨めできません。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。