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まずは年式、グレードを調べるのが先。


NA8Cでも、通称「シリーズ１」と「シリーズ２」があって、微妙なちがいがある。最大は、MTのファイナルのちがい。後者のほうがギヤ比が低く、加速力がある。反面、燃費が落ちる。じつをいうと、１と２のあいだに「シリーズ1.5」といわれる限定車（Rリミ）もあったりする。

また、あまりないとは思うが、標準車にはノーマルのトルセンLSDが装備されていない。リアのバネレートもATとMTでちがうし、スペシャルパッケージとSスペでもちがう。シリーズ２の最終型には、NAでは唯一ドア内にサイドインパクトバーが仕込まれている。だから、まず自分がどのグレードの車が欲しいのか、はっきりさせること。

そのうえで回答すると、①エンジン周辺、ショックからのオイル漏れ、②電装系（エアコン、パワーウィンドウ、パワーアンテナ等）の不具合、③２速のギヤの入り（シンクロ）、④雨漏りのチェック、⑤サイドシル周辺の錆、⑥ダッシュボードのワレ、⑦リアウィンドウの白化、ワレ、あたりは「定番」だから、よく確認すること。試乗は必須。

NAのエンジンは比較的丈夫で、20万kmをオーバーホールなしで走っている車輌もゴロゴロある。メーター戻しも可能だから、距離数もあまりアテにはならない。だから、距離よりも、その個体の状態、程度をよく見極めること。できれば、ロド専門店で、リフレッシュ済みの車輌を、保証つきで買うのが一番安心できる。

ちなみに、自分はNA8Cシリーズ２乗りだが、チューニング以外で不具合によって交換したのは、クランクアングルセンサーとヘッドカバーのガスケット（ともにオイルにじみ）、リアウィンドウだけ。メーター上では、10万kmには、まだ１万kmほどあることになっているが、そんなものはハナから信じていない(笑)。自分で３オーナーめ、前のオーナーを知っているので、まあ、妥当なところではあるけれど。。。

★購入したら、すべてのオイル交換、ブレーキパッドやローターの交換、状態によってはブレーキのOHも検討したほうがいい。




ご参考までに。。。