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「高倍率ズーム」とはズームできる範囲が大きいレンズを指す言葉ですが、一般的には18～200mmなど、広角から望遠まで幅広い画角(写る範囲の広さ)をカバーするズームレンズを指します。
18～200mmほど、ズームできる範囲が大きくなると、どうしてもレンズの性能面に無理が生じて画質のハンディを避けられない(特に望遠域で)弱点があるので、画質にこだわる作品作りには、あまりオススメできませんが、限られた機材で様々なケースに対応する必要がある旅行などでは威力を発揮するレンズです。

質問者さんが検討している70～300mmは通常「望遠ズーム」に分類されます。
もちろん前記の高倍率ズームの望遠域より望遠撮影では良い画質を獲得できます。
タムロン70-300mmのキヤノンEOS用は、もちろんKiss×3に装着して使用できます。

Kiss X3には、現行品のレンズであれば全てのキヤノン純正及びレンズメーカー製のキヤノンEOS用マウントの交換レンズを使用できます。


※追加

望遠ズーム使用上の注意点その他についても触れておきたかったのですが、仕事の休憩中の投稿だったので、時間がなく、最小限の内容にさせていただきました。したがって追加させていただきます。

望遠ズームは手ブレの危険性が、レンズキットの標準ズームよりも大幅に高まります。
したがって手ブレ防止には十分に力を入れなければいけません。
撮影時のカメラのしっかりした保持は不可欠な事です。

信頼できる優れたベテラン回答者さんの一人である、jextusen_photo氏が純正の手ブレ防止機構の内臓された望遠ｽﾞｰﾑレンズを推奨してくれましたが、これは実に正しい意見だと私も思います。（私も追記しようと考えていた内容でもあります）
300㎜への拘りと望遠域でのクローズアップ撮影が質問者さんの視野になければ、この路線も十分にご検討なさるとよろしいと思います。

たとえ手ブレ補正機能が内臓されたレンズであっても、一定以上の望遠域の撮影では、正しいフレーミング（構図・画面構成）で撮影するためにも、三脚使用が理想的です。
250㎜や300㎜の撮影で使用する三脚としては、少なくても10000円前後ぐらいの、ある程度しっかりした三脚が理想的です。

タムロンの70-300㎜はクローズアップ撮影も可能な望遠ズームですが、300㎜の超望遠域でのクローズアップ撮影は実に難しいものです。
うまく運用すれば、望遠特有の前後のボケ味などを作画に活かした作品づくりもできますが、クローズアップ撮影では手ブレの危険性が非常に増すうえに、被写界深度（ピントの合う範囲）は大変浅くなります。しかも草花などの撮影では、風による被写体ブレも大きく影響します。
300㎜域のクローズアップ撮影をするなら、必ず三脚を使用したうえで、シャッターはレリーズというケーブル状のアクセサリーを取り付けてレリーズでシャッターを切って撮影するのが理想的です。（レリーズを使用せずに手でシャッターを押すと、このような条件では三脚を使用していてもブレる危険性があります）
300㎜域のクローズアップ撮影では、失敗防止に多くのカットを撮影しておくのが安全です。

18-200㎜などの高倍率ズームについては、旅行を撮影のメインにする事などがない限り、視野に入れる必要はありません。