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ご質問は次のポイントに分かれるように思います。

(1)「IXY 600F」と「IXY 32S」の人気

人気というものは流行のようなものですので、時代によって変化します。
販売数を人気のバロメータと捉えると、
最近は「IXY 600F」が人気といって差し支えないでしょう。

以下の販売ランキングをご覧ください。
「IXY 600F」が４位にランキングされています。
長らく１位の座に居たのですが最近は転落気味となっています。
# http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1201/30/news037_2.html

さらに昔は「IXY 32S」が１位に居たこともあります。
これは単に発売時期の差で、先発の「IXY 32S」が先にランキングに現れ、
後発の「IXY 600F」が現在残っていると捉えた方が良いでしょう。

(2)ニコン「COOLPIX S8200」の画質

一般に画質はズーム比の小さなものほど有利で、14倍ズームより8倍ズーム、
さらに4.4倍ズームの方が優れる傾向があります。
ズーム比の高い方が画質をキープするのが難しいんですよね。

また、ズーム比の小さい方がレンズを明るくしやすく、
今回の候補の中でも広角側開放で14倍を誇る「COOLPIX S8200」が最も暗く、
次に8倍の「IXY 600F」、4.4倍の「IXY 32S」がもっとも明るくなります。

(3)画素数の違い

画素数はどれだけ大きく引き伸ばせるかの指標だとお考えください。
現在の1200万画素というのはポスターサイズまで引き伸ばしても
十分耐えられるだけの潜在能力を有しています。

画素数の違いはそれを超える超々巨大プリントになると差が出てきます。
実際、50インチや60インチのハイビジョンテレビでも200万画素程度の
能力しかないのですが、十分綺麗に見えていると思います。

超々巨大なプリントを頻繁にされるなら別でしょうが、
現実的に画素数の差は考慮しなくて良いでしょう。

(4)「IXY 32S」と「IXY 600F」の購入層の違い

「IXY 32S」は広角側開放F2.0という非常に明るいレンズを搭載し、
35mm判換算で24mm相当の広角からスタートするズームを有していることから
室内向きのカメラと言えるでしょう。

一方「IXY 600F」はレンズの明るさはそこそこながら、
8倍のズーム比を持っていることから、明るい屋外で威力を発揮する
フィールド向きのカメラと言えるでしょう。

それぞれご自身のシチュエーションにあったモデルを
選ばれているものと思います。

(5)素人が綺麗に撮れるカメラ

素人が使う場合、ピンポイントで最高の性能を発揮するカメラではなく、
悪条件でも画質が落ちにくいカメラを選ぶべきだと考えています。

室内など照度が低いシチュエーションでは感度が上がったり、
手ブレしやすくなったりすることが多いため、
明るいレンズを搭載したモデルが有利になる傾向があります。

この点を踏まえると候補の３機種の中でもっとも明るいレンズを有する
「IXY 32S」がもっとも有利ではないかと考察いたします。